23話 穏やかな日々 -アレクサンドルとルイズが剣でお互いに模擬戦をやっていた。
どっちも凄い実力者なので、惚れ惚れする戦いっぷり。
さすがに剣の土俵だと騎士やっていたアレクサンドルの方が強いから、ルイズの負けだ。
ルイズは昔の事を思い出し、バドとコロナの兄妹がどんな感じになっているのか気になっていた。
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バドとコロナ。ルイズが出逢ったまだ幼い森人の双子。最初はいたずらをしていた所を咎め、戦いになっていた。そして気がつけばバドに弟子入りを申し込まれ、そのまま流れでコロナも自分の家へと上がってきた。
当時、魔法が使えなかったルイズは魔法に関しては二人に良く学び、共に研鑽した。ファ・ディールのものとはいえ、魔法が使えた時の感動は今でも忘れる事ができない。一つの事が出来るようになる度に三人で一喜一憂し、家にいたサボテン君に興奮混じりで語った事も昨日のように思い出す事が出来る。
魔法の事だけではない。ペットとして飼っていた魔物達と戯れたり、果樹園で出来たフルーツでデザートを作ったり、時には工房で一緒に頭を悩ませたりと色んな思い出が一つ、また一つと脳裏に過ぎる。
(二人には本当にお世話になったわね……100年、か。寿命が長いあの子達ならもう大人になったぐらいかな)
(`・ω・´)成長して大人になったバドとコロナが出てくるフラグだと理解した(チラ
彼方の君の軌跡--ルイズはオールド・オスマンの事を信用し、自身の秘密を打ち明けた。
今までの長い旅を全部話し・・・・かつて、オールド・オスマンと旅をしていたエルフはバドだった事が判明する!
ルイズと別れた後に、立派な大魔導師さんになっていたのだ!
しかも、ファ・ディールの歴代において最強と称された大魔導師!
ルイズを探すために、この世界を旅しまくっている。 -
「約束する! 絶対…絶対、大魔導師になるから! 世界なんか超えて! 俺の名前が師匠に届くように…俺…頑張る、からぁ…!!」
「…絶対に、忘れません。忘れませんから…!! 私の…私の大好きな“お姉ちゃん”の事を、私は…忘れません…!!」
「…バド…コロナ…!!」
「むしろ、超えてやる! 世界なんか絶対超えてやるんだ…!! だから……だからぁ…!!」
(`・ω・´)ルイズのためだけに、かなり長い間を旅しているバド・・・・
(`・ω・´)間違いなく恋愛フラグだわ。1人の女性を探すためだけに世界を越えている時点で。
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