第四十八訓 夜明けと共に始まる戦い-エリザベスと沖田が殺し合いをしていた。
この一夜の騒動で、攘夷志士の手で真撰組の新局長・伊東鴨太郎と御坂美琴が討たれてしまっている。
この失態のせいで
真 撰 組 は 御 取 り 潰 し が確定した。
天人と地球を繋ぐ為の重要施設ターミナルが攘夷浪士やスキルアウトによって全占拠。
幕府と天人相手へ再び戦争が始まりそうな状況になっている。
そのせいで、攘夷志士にロシアのサーシャちゃんが紛れこんだり、潜入捜査している新撰組の人達が紛れこんでいたそうな。
新撰組の名誉挽回のチャンス!
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「この子は縁あって俺が世話している子なんですよ!! 名前は”サーシャちゃん”と言ってですね! ロシアにある教会でシスターとして働く仕事熱心な良い子でして!!」
「第一の修正ですが、その説明には不備があります、私は”サーシャ・クロイツェフ”ロシア成教の『殲滅白書』の修道女であり、主な活動は対象者相手への拷問・暗殺・精神破壊をよく担当しています」
「ロ、ロシアから学園都市の高度な科学技術を勉強する為に留学生としてやって来てですね!!」
「第二の修正ですが、偽造工作はやる気にならなかったので不法侵入という形でこの街へやってきました。この街の科学技術など全く興味ありません、むしろ即刻ここにあるクソな建造物を破壊し尽くしたいです。私がここに来た目的は学園都市にどこぞの馬の骨が手引きして連れてきたという禁書目録の暗殺それだけです」
「俺のフォローを全て水泡に帰す暴挙に出やがった! 少しは自分の素性隠そうとしろや!!」
「第一の回答ですが、今から死にゆく者に隠すもクソもありません」
(´・ω・`)可愛らしい娘がたくさんいる街で、羨ましいにだね・
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第四十九訓 その長く秘めていた思いを…… 前篇-ドリーの記憶や感情を媒体にしたクローンを作る為の最後の実験が始まろうとしていた。
成功したら、ドリーはカラクリの中で未来永劫苦しむはめになる。
ドリーを救うには破壊するしかない。そんな絶望的な状況だったから、銀時は嘆いた。
そんな時に、ドリーから最後のお願いをされる。
そ れ は 読 者 に は 秘 密
気づいたら時間軸は、銀時が4日間眠って、学園都市を騒がす大騒動になっていた。
銀時は打ち解けた黒子と最高のコンビを組み、大騒動に挑む!
その騒動の名を、 第 二 次 攘夷 戦 争
今の学園都市は一人の攘夷浪士が司令塔となっている巨大組織に支配されている。
さすがの銀時も驚いて動揺するしかなかった。
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「あなたが負傷したのはわたくしの力不足でもあったわけですし」
「なんだお前、久しぶりにツラ合わせてみたらやけに素直になってるじゃねぇか。お前本当に俺が知るチビ助か? クローンじゃねぇよな?」
「そ、それなら先程のあなただって自分の心情を包み隠さずわたくしに教えて下さったじゃありませんか。それに対してわたくしも本音を晒すのが礼儀というモノでしょう」
少々言葉を濁らせながらも自分なりに彼に応えて心境を吐露する事に至った黒子。
そんな彼女に銀時はベッドの上で胡坐を掻くと、膝の上に頬杖を突きながら「ふーん」と他人行儀で呟いた。
「死にかけてみるのも悪くねぇな、それを機会にこうして互いに本音を告白する事が出来たんだからよ」
「お互い滅多な事じゃ素直になれない性格しておりますからね、こういう機会が巡った事に関しては、あの憎たらしいお姉様の劣化クローン(番外個体)に感謝してやりますわ」
「そんじゃ、双方テメーの心情を相手にぶつけ合った所で」
番外個体によって肉体的にも精神的にも深手を負った銀時
彼が生死をさまよう姿を何日も見せられ精神の限界が来ていた黒子。
そんな状況に置かれたからこそいつもつっけんどんな態度を取っていた二人が初めて自分に素直になって、伝えたい事を包み隠さず話せたのかもしれない。
(´・ω・`)事件が終わったら、銀時は黒子に手を出して結婚すればええだよ!
第五十訓 その長く秘めていた思いを…… 後篇-新撰組の皆は反省して落ち込んでいたが、この事態を好機だと判断した。
第二次攘夷戦争を起こそうとするテロリストを捕まえれば、新撰組の取りつぶしを消せる。
皆、無職な状態から解放されて、公務員生活に戻れるんだよ!
浜面は恋人同然?のフレンダを拉致られたから、ヘタレだけど立ちあがり、レベル5の第四位・原子崩しの麦野沈利も重傷を治して参戦・・・と言いたい所だが、絶対的な力を過信して生活してきたのに、エリザベスに返り討ちにあったので、自身を喪失している。
これから浜面の言葉で勇気を出して立ちあがるイベント
+
自分で自分に打ち勝つ精神的なイベントを突破しないと、参戦できない精神状態だった。
でも、参戦できた。
だって、麦野は浜面が好き。
浜面がフレンダっていう金髪美少女のために命をかけて行動しているから、麦野は激怒し、後を追っていたそうな。 --
「浜面はあのサバ缶と超仲良かったですからねー、ぶっちゃけデキちゃってるのかもしれません」
「……へー」
「どうしたんですか? 肩が超震えてますけど」
「別にぃ……!」
彼女の周りの空気が変わった事を絹旗はすぐに感じ取った。
今の麦野は爆発寸前で、いつ爆発してもおかしくない程ピリピリとした雰囲気である。
「てことは何? アイツはその囚われのお姫様を助けてめでたく結ばれてハッピーエンドでも目指してんの? 私の事ははぐれメタルの剣程度にしか思ってないの?」
「超大丈夫ですよ、あなたがはぐれメタルの剣と同じ扱いな訳ありません。あなたはメタルキングの剣です」
「結局装備品じゃねぇか!」
麦野中で今までずっと溜めこんでいたモノが再びメラメラと蘇る。
何もかもがどうでもいいとまで言っていた彼女が、今、ある男に対する怒りと、”ある感情”が起源となって段々と体内の細胞が活性化していく。
「あの野郎……! ”フランベ”だか”フラダンス”だか知らねぇが、そんなアマとイチャつく為に、私を利用するって魂胆だったのか……!」
「全く超最低ですね浜面は、純粋な乙女心を傷つけてテメーは他の女とランデブー決め込むなんて、あれこそ全世界の女性の超敵です」
「フハ……フハハハハ……絹旗ぁ」
(´・ω・`)浜面はっ!
まさにハーレム主人公の要素を持つ!
真の主人公っ!
(´・ω・`)フレンダちゃんのかわええよ。
第五十二訓 動き出す呪われた子供達ー学園都市の超能力者達が一カ所に集まっていた。
第二位と第四位と第三位。
普通に考えたら最強戦力だが、今は第四位の能力が使えないから、戦力にならん
御坂ミコトがいれば、占拠されたターミナルまでは楽勝で行けるが、御坂みことは考えが纏まってないから、まだ参戦できないでいる。
そんな時に、銀時と同棲していた元恋人の芳川がやってきた。
ただ・・・御坂がオマセすぎて、銀時と芳川の初めての慣れ染めとか、そういう恋人らしい内容を聞こうとしたから、話がすすまなかった。
ゆんやっー! ー
「色々あって能力使えねぇんだよ、『自分だけの現実≪パーソナル・リアリティ≫』が上手く働かないの」
「ざまぁねぇな。ならとっとと諦めろ、惚れた男を奪う為に、その男の女を闇討ちするなんて引くわ」
「惚れてねぇよ、死ね」
ムキになって否定する麦野に垣根は挑戦的な笑みを浮かべる。
「さっきお前の言ってた下僕ってのは、浜面って男の事だろ」
「……なんでアンタがアイツの事知ってんのよ」
「お前がここに入院した直後に知り合った」
「あのバカ、こんな奴とまで知り合いにならなくてもいいのに……てかアイツ私が見てない所でどんだけかぶき町の奴等と親しくなってんのよ……」
麦野にとって浜面が垣根と関わるのは嬉しい事ではなかった。苦々しい表情でここにはいない浜面に文句を言ってる彼女に、垣根は気にせずに話を続けた。
「要するに浜面を他の女に奪われるのが嫌なんだろ」
「なんかムカつくわねその言い方」
「昔のよしみだ、特別に俺が助言してやるよ」
髪を掻きながらけだるそうに呟く麦野に、垣根はニヤリと笑みを浮かべる。
(´・ω・`)浜面ほどリア充な男はいない。
フレンダちゃんと麦野のどちらを選びたい放題じゃ。
バルメさん
当の本人は彼女達に恋愛感情微塵も持ってないみたいですけどねw
(´・ω・`)なんてもったいない。
a第五十三訓 電撃少女、決意す-^ー学園都市の超能力者は、全てに決着をつけるために病院から退院して、攘夷志士だらけの戦場へと向かった。
銀時も浜面も合流し、過去との因縁に決着つける気だけど、スキルアウトも攘夷志士側として参戦しているから、浜面はかつての居場所が敵になっている。^
「まだ行ってなかったようね」
「第三位?」
廊下の角から姿を現したのは美琴だった。
しかも病院服ではなく常盤台の制服を着ている。
麦野が怪訝な表情を浮かべると、美琴は彼女に決意を込めた表情を向けた。
「アンタ、ターミナルに向かうんでしょ。だったら私も行くわ」
「……」
ターミナルに向かう誘いを断っておいて、今度はついていくと言う美琴に麦野はただ無表情で見つめる。
「……どういう風の吹き回しよ、アンタ」
「やらなきゃいけない事があるのよ」
静かに問いかける麦野に、美琴は以前までの素っ気ない態度から一変して、ハッキリとした口調で彼女の目を見据えながら答えた。
「真正面から向き合って、私の、御坂美琴という私自身の言葉をアイツに全部伝えたい」
それで何が変わるのかはわからない、良い方向にも悪い方向にも。
しかしこのままずっと彼に会わずに逃げる事はもう出来ない。
全てを知った今、美琴は遂に決心したのだ。
「アイツがアイツの戦いを終わらせようとしているなら、私は私の戦いを終わらせる。それだけよ」
(´・ω・`)銀時の周りは女の子だらけじゃ。
羨ましいのぅ。羨ましいのぅ。
御坂ちゃんまで、銀時のために戦場に来ようとしているぞ。
パルメさん
人を惹きつける才能はあるのですがいかんせんロリばかり……ロリコン扱いされるのも当然ですわ
第五十四訓 やってきた助っ人 やってきてほしくなかったクソ親父-浜面は、かつての仲間達が攘夷志士に組していたから、戦わないといけなくなった。
麦野の方は元観察者【泥水次郎長】が、娘のように思っている麦野をとめるために戦場にいた。
この人は銀魂のヤクザさん。
歌舞伎街を三大勢力の一つを似合うリーダーさんだ。
江戸の危機に、オカマの連中も大参戦。
攘夷志士の敵が民間にも多すぎて辛いお。 --
所変わってここはかぶき町や銀時達からは離れた地点。
誰も通らない広い車道を二人の少女が走っていた。
「オラぁ! トロトロ走ってんじゃねぇぞガキィ!! クソでも我慢してんのかぁ!?」
「してるわけないでしょ! 病み上がりなのよこっちは!!」
後ろに振り向きながらも足を止めず駆けて行くのはレベル5第四位の麦野沈利。
そして彼女の背後に必死に食らいついて走っているのは同じくレベル5であり第三位の御坂美琴。
二人は今、それぞれの目的でターミナルへ向かっている所であった。
「なんつう下品な言葉遣いと勝手な性格してんのよ……あれじゃあ誰にも嫁に貰われないわねきっと」
「ああ!? ブツブツなに呟いてんだコラ! 早く走れ! 浜面の野郎が一時のテンションに身を任せて子作りしてるかもしれねぇんだぞ!!」
「敵の本拠地でそんな事を堂々と出来る様な奴なら逆に尊敬するわよ」
(´・ω・`)浜面は羨ましいのぅ。羨ましいのぅ。
金髪美少女のフレンダと、サイボークな麦野に愛されてモテモテだのぅだのぅ。
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