まあ西欧式ならね。
東アジアはそこまで母親の出自に拘らないから、
明とか外戚の専横を嫌ってか皇后の出自が低い。
前漢武帝の二人目の皇后なんか平民以下の身分の私生児、
その子が立派に皇太子です。
日本では通常は正妻にこそはしないけど、
後継者の母親の身分が低いとかありがち。
弘文天皇、桓武天皇、徳川綱吉、徳川家継、徳川吉宗等々
前漢宣帝の最初の皇后（元帝の実母）も身分は低い、
まあ即位の可能性すらないころの妻だけど。

　身分が低い母親が跡継ぎを産んだ場合、正妻の養子とかにして、丸く収める方法があったような。
　実の息子が即位後に母親は、ある程度、良い待遇になり、新しい貴族家の一員になるシステム。

　始皇帝の親も、身分が低い、人気のない王子様だったけど、当時の王様の愛妾の養子になり、跡継ぎになる、その息子？が始皇帝。

武帝は最初の皇后が従姉妹（皇孫）で、
しかも母親が皇位継承に関わってたから、
いろいろ鬱陶しかったらしい。
それに懲りたのか、以後の正妻・側室みんな
身分が低い。
後家好みでこそないけど、家康とどこか似てる？

中国の宮廷ドラマはあらすじ見るだけでドロドロの権力闘争と愛憎劇過ぎてヤバい。

中国の宮廷物は、歴代王朝の歴代皇帝、その寿命と死因でだいたい察する事が出来るな。
うん、君ら早く死にすぎ。
あと、死んだ後、生母の運命が恐ろしすぎ。

西欧の、嫁の出自を気にするのってゲルマン民族の文化なのかね？　ユスティニアヌス帝の嫁さんは踊り子出身（たぶん売春婦）だったはずだが。さらには美人コンテストで妃を選んでたと読んだこともあるし

中華文化圏だとそももそ君主が権力総取りで建前上は絶対的権力持ってるから、あえて政略結婚をする必要がない
君主の権力が絶対的ということはその縁戚の権力も大きくなり、歴史的には有力者の外戚による専横なんかもおきてたから、これを嫌ったという見方もできる。

一方部族政治の延長からスタートしているヨーロッパ圏の場合
絶対的な君主という存在がなく、政略結婚によって他の領主と結びつきを強化するのは優先的な課題のひとつ
キリスト教の影響から一夫一妻制だったこともあって、婚姻の重要度は他の文化圏とは比べ物にならないほど重要だった。

そんな中で貴族が平民の娘を嫁にしたとなると、他の貴族からしてみたらせっかくの政略結婚のチャンスを潰しやがってという感情を持つのではないだろうか？

なるほどなぁ。
中国の後宮や日本の大奥、戦国時代武家の正妻・側室（側室の子供の母親は形式上は正室）って、一夫多妻への文化的な縛りが無かったモンね。

文化的な縛りが増えれば増えるほど、婚姻自体が一大イベント化して、個人的な思惑は抜きになっていくよなぁ。

まあ、どこにしても真実の愛（笑）で飛び込んでいい世界じゃないわな。

中国の宮廷ドラマだと、最初は純真だった主人公もシーズンが終わるころには立派な策士に成長します。

蒼穹の昴　主人公が段々汚れていくのですが、西太后が好き放題するのでそちらの方がインパクトあるから、目立ちませんな。
　　光緒帝も、目立つんですが、西太后にキャラが食われてる。

劉邦の物語では最初呂氏を純真で献身的な美少女に描くのだな