トップカスタマーレビュー

5つ星のうち 3.0次巻に期待
投稿者 サラダ巻き 投稿日 2014/8/25
形式: Kindle版
表紙買いで購入。黒と赤のコントラストで目を引いてすごく良いです。

内容は可もなく、不可もなく、そんな作品です。
サクサクと話が進むので読みやすいですが、状況の説明だけで情景を想起させるような描写がない為に内容の薄さが気になります。
最後の最後に盛り上がる展開があったのですが、逆にそこまで何もなかった為にこの1巻全てが序章だったかのような印象を持ちました。
ヒロインのマキアは可愛いですがテンションが上がるようなものではなく不完全燃焼です。

作者の主張が弱いので、マキアをうまく使うか悲劇的な設定を掘り下げるか、方向性をはっきりさせて２巻では波に乗って欲しいです。
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5つ星のうち 5.0web版との違い
投稿者 ma-kun 投稿日 2014/7/27
形式: 文庫
web版既読。タイトルが「俺たちの魔王はこれからだ。」から変更されている。
かっぱ同盟作品は僕の嫁〜の書籍から読み、なろうでこっちを知って色々な意味でびびったくち。
一巻はweb版の幼少期を大きく削って書籍化した印象だが、見所は押さえられている。
かっぱ氏のイラストに慣れていた為るろお氏のイラストに最初は違和感を覚えたが、
シリアスの部分を中和させる為に可愛らしいイラストにしてギャップを狙ったのかな（某魔法少女ものみたいな）
ただ巨兵のイラストはちょっと違うような・・・
次はエスカが出てくるだろうので楽しみです。
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5つ星のうち 4.0圧倒的打ち切り感（褒め言葉）
投稿者 NNN 投稿日 2014/7/27
形式: 文庫
【俺たちのレビューはこれからだ】

webでは割と人気のある作品だと思うのですが、なぜかレビューが付かないので投下しておきます。

【俺たちのペンフレンド募集はこれからだ】

タイトルを見ると、よくある転生チートもののように思えます。
それも間違っていませんが、どちらかと言えば、あとがきに書かれているように「前世もの」になるでしょうか。
前世と同じように繰り返される運命（たいてい悲劇）に、記憶を受け継いだ主人公たちが翻弄される点がこのジャンルの特徴です。
同系統作品では、漫画の「ぼくの地球を守って」などが有名ですね。
前世の仲間探しブームなどを知らない人は、「戦士症候群」でググると、本作における前世懺悔同好会の痛ｓ……愉快さが実感できる、かもしれません。

【俺たちのコミカライズはこれからだ（全1巻）】

この書籍版ですが、web版からかなりざっくりと再構成されています。
最初の50ページで、かつて魔王だった主人公たちが現代日本に転生し、高校生になってからもう一回死んで異世界に転生し直し、幼年期を経て13〜16歳になります。
何を言っているかわからないと思いますが、その後もキャラが続々と登場し、大昔からの因縁が絡み合っているっぽく思わせぶりなことを言っているうちにバトルして終わってしまいます。
まるで、メディアミックスで始まったはいいけど原作があっさり完結してしまい、端折り気味な上に尻切れトンボのまま「俺たちの（中略）これからだ」で打ち切られるコミカライズ作品のようです。
恐ろしいまでにタイトルどおりで、思わず評価欄の星をひとつ足してしまいました。

【なにはともあれこれからだ】

現世では溌剌としていた登場人物たちが、過去の記憶に引きずられてどんよりしていくのが前世ものの悪いパターンなのですが、本作は主人公たちが「俺たちはこれからだ」と前向きなので気楽に読めます。
また、枝葉はカットされましたが、（現時点では）恋愛感情がないはずの表紙の二人がイチャイチャする描写はガッツリ残っています。
この作者さんの持ち味でもありますが、お前らもう結婚するか爆発しろよと思ってしまうあたり、少女小説に近いノリでしょうか。
現状では消化不良気味ですが、次巻からは過去のエピソードも出てくるでしょうし、まだまだこれからだろうと思います。