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  「魔法の凄さを旨く表現するには、どうすればいいの?」⇒魔法科高校の劣等生

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「魔法の凄さを旨く表現するには、どうすればいいの?」⇒魔法科高校の劣等生2016
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銃と銃弾を持たずに物体を敵に打ち込む攻撃魔法は、非常に有効な攻撃魔法と考えられてきた。
だが、実のところその開発は難航を極めた。
まず大気中の水分を凍らせて弾丸とする方法が考案された。
これはイメージがしやすく、簡単に開発できると思われた。
しかし、いざ実際に使用すると、これが非常に不安定な魔法となってしまったのだ。
乾燥した状態では不利になるとは予想していた。だが、水蒸気量が多い状態でも不具合を起こすのだ。
例えば10gの水分を集め、これを凍らせる分の魔法を使うとする。
だが、温度・湿度の条件で20gなどと余分に集まってしまう場合があるのだ。
これでは凍結に至らず、冷たい水20gとなってしまう。
本番前に実験して水分の回収量を計ることも手法としてはありだが、これでは戦闘には使えない。
CADに温湿度計を組み込み、水分を回収する空気の量を計算する事が考案されたが、
この方法では身につけたCADであるがゆえ、正確な温湿度が測れなかった。
周囲に温湿度計を浮遊させる方法も考えられたが、戦闘においては邪魔でしか無いであろう。
天気予報を確認し、予測することも考えられたが、現実的では無かった。
その上雨天においては、水分の回収量が全く読めず、まさに天気次第の攻撃魔法に成り下がってしまう。
こうして大気中の水分を利用する方法は、完全な失敗に終わった。
 
次に着目されたのは窒素であった。大気中に豊富に含まれるため、有望視された。
だが、そこまでであった。
液体にするだけでマイナス200度といった低温にする必要がある上、固体化は困難である。
別途固体化する魔法を併用するものとされたが、それでも別の大きな問題があった。
術者の周囲から窒素を液体化すると、急激な気圧変化が生じ、体勢を保つことすら困難となるのだ。
その上気圧が元に戻った際に、酸素濃度が相対的に上昇することで、酸素中毒の危険があった。
仮に対応して火炎系の攻撃を受けた際、酸素が多いが故に大きな被害を受ける可能性もあった。
こうして窒素も候補から外れることとなった。
 
今度は問題の酸素を液化する方法が考えられた。
窒素と同様に液化、および別途固体化魔法の必要性があり、気圧変化の問題もあったが、
危険性は無いと考えられていた。
しかし、今度は低酸素状態になるため、魔法の制御すらままならなくなったのであった。
それを避けるために薄く広く酸素を回収する方法が編み出されたが、より広い大気を対象とする必要があり、
さらに影響の無いように濃度を調整しながら酸素を集めるために、魔法の難易度が非常に高くなってしまった。
(これは窒素に対して応用する場合も同様である。)
酸素も弾丸として不適切となった。
 
最後に着目されたのは二酸化炭素であった。
当初は疑問視されていたが、これが実に良い特性を持っていた。
まず濃度が安定しているのである。多少の差はある物の、二酸化炭素の存在しない大気は考えがたく、
また高すぎる二酸化炭素濃度はそもそも避けるべきであるため、問題にならなかった。
固体化も窒素・酸素を液化するよりも簡単である。
濃度が薄いが、それ故に回収し尽くしても大気圧の変化は無視でき、濃度の調整が不要であるため、
対象とする大気の量が多くても、それほど魔法としては難易度は高くはならなかった。
術者の呼気を利用するテクニック、物を燃やして二酸化炭素量を増やすテクニックなどが考案され、
完成度の高い魔法として、ドライアイスと弾丸とする魔法は開発されたのであった。
 
 
 
一方ロシアは拾った小石を使った。




弟子(´・ω・`)  (´・ω・`)ま、魔法の格好いい説明ってどないすれば……?


 
先生(ノ゜ω゜)みんな、魔法の説明を聞きたい訳じゃないんだ。
その魔法で、どんな事ができるの?応用したら美味しいの?ってところをみたいと思うから、学術的な説明はいらないよ、たぶん。


魔法のある異世界だと、結構な確立で魔法キチが出るけど、魔法の威力が凄いとか、巧みに扱えるとかの描写が多いんだよな。書くのが難しいのもわかるけど、もっとこう、学術的と言うか法則とか公式の発見とかで天才(天災)なやつが多くてもいいと思うんだ。
逆に異世界にアインシュタインやニコラ・テスラとかがいたら凄い魔法使いになれるだろうか?

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  1. なろうだと過去にいたという設定になってることが多いな。
    でチート主人公が俺SUGEEEEした結果「○○(過去にいた天才)の再来」見たいに言われるパターン。

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  2. なのはの二次ではいくつかあるね。法則の発見。
    面白いのもあるけど例外中の例外だね。
    やっぱり納得力のある法則とその発見を書くのは難しいよ。

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  3. 例、魔力に質量があることを発見!
    現代 凄い!ノーベル賞ものだ!
    異世界 ふーん、でっていう。

    異世界でも地道な発見する研究者はいるだろうし、それらの人達を讃えて記録・技術に生かすことこそ発展だろうに。

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  4. 学者じゃないのに学者的なアプローチは無理かなーって

    というか高校生から大学生あたりがメインの執筆者である可能性を考えると
    この手のフリは無茶ぶりにもほどがあるって思うことしばしば

    若いころに黒歴史を量産して、大学就職と揉まれてから戻ってくると良い塩梅に

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  5. 知識がないだけで知能とかは全く変わらないのにな
    その時の情報の中で最善を尽くした結果が歴史なんだからよっぽど恵まれてないと無理だろ。
    歴史に残るような愚将、例えば牟田口中将だって知能も能力も俺達より高いと思うし。

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  6. 牟田口は能力高いよ。陸士陸大出てるし、インパールで日本兵三万を戦死させ、四万を栄養失調に追い込む大活躍をした最良の連合国軍将官だよ。

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  7. 牟田口は前線指揮官としては優秀だったって考察読んだことあるわ
    名前忘れちゃったけど職業適性に関する法則(優秀な平社員が無能な管理職になるってやつ)の典型みたいな人だったのかもね

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  8. 草食え将軍は官僚としては優秀だったんだと思うよ
    同僚は反対、部下は大反対(左遷された)の作戦を自分の出世のために根回ししまくって無理やり通したんだから

    官僚機構の中で自分の意見を通すってのはそうとう優秀じゃないとできないことだからね


 ★迷探偵パルメ(´・ω・`)……劣等生なお兄様。
漫画版は購入したけど、原作のつづきを買ってないお。
魔法の説明が入るシーンになった途端、頭が痛くなるお。



パルえもん (´・ω・`)君が馬鹿だから読めないんだよ。

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14 件のコメント :

  1. (´・ω・`)レイアウト崩れゆっくり修正。テーブル使うと崩れるお

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  2. 自分から離れたいろんな場所で固体化して撃ち出せるファンネルみたいなオールレンジ攻撃ができるなら良いけど、手元から撃ち出すだけなら適当にそこらで拾った小石をポケットに入れておくほうがいいね
    オールレンジ攻撃するにしても室外ならそこらで落ちてる石使ったほうがいいかな?

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  3. 劣等生における魔法理論は凄いじゃなくて馬鹿みたいって表現が適切。劣等生がすごいのは主人公を称賛表現。読んでて気持ちいいんじゃね。読者的には。
     なろう時代の序盤しか読んだこと無いけど。

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    1. (´・ω・`)9校戦でスコップが、折れましたお、ホメゴロシだお。

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    2. 劣等性(´・ω・`)そんなー

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  4. なんか頭の悪い話やなw
    なんで窒素を温度下げて液体にするんや?
    物理法則無視するんやったら普通に圧力常温で液体化すりゃいいやろw
    それを元の状態にした時周りから熱奪うから温度下がるんやろうがw
    まあこんなことを普通にできるようならタクティクスオウガとかみたいに
    魔法に汚染された永久凍土とか普通に出来そうやけどw
    下手したらエントロピー増大じゃなく減少とか言う
    頭の悪くなりそうな状況出来そうやけどなw

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    1. (´・ω・`)なお、漫画版だと、省略したり、複数の図を使う事で、説明を頑張ってるお。
      ひたすら、設定が多いせいか、漫画担当している人、大変だろうなって思った。

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    2. どっちが良いかは分からないけど弾を作る過程と撃ち出す過程の二段階で考えてるんだろう、圧力かけて形を作ってそれを撃ち出すなら相手にぶつかるまで圧力をかけ続けないといけないし
      遠くの相手に当たるまで圧力をかけ続けるなら遠くのその圧力で直接相手に攻撃する方法を考えたほうがいいだろうし
      まあ低温で弾を作っても打ち出して常温の中を進むうちに元の状態に戻りそうだけど

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  5. 銃や弾丸に頼らず物体を打ち込みたいと思い色々試したが二酸化炭素をドライアイスにして打ち込むのがベストだった
    要はそれだけのことなのに余計な肉付けしすぎなんだよね
    それでも魔法に関することならまだいいけどそれ以外も冗長すぎ
    短編集で主人公の妹の容姿の美しさに敗北感を感じたモデルの女がどういう人生を送ってきたかとか一ページ使って説明してたし、そんなモブの背景なんて1ミリも興味ねえよ

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  6. 魔術を学術としてまじめに考えてチートしている主人公としては
    奴隷キャリアプランナーの作者の
    科学を活用して魔術界に革命を
    チート魔術……っていうか科学なんですけど
    現代魔術は異世界をクロールするか?
    の作品群だな
    面白いかは置いておいて魔術に対する数学的アプローチでは他の追随を許さない

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  7. 科学といえば、ダイヤ製造から来た高圧技術とかが、遺骨や遺髪からダイヤモンドを製造する商売になってるよな。思わぬ目の付け所だよね。

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  8. >>術者の周囲から窒素を液体化すると、急激な気圧変化が生じ、
    >>体勢を保つことすら困難となるのだ。
    >>その上気圧が元に戻った際に、酸素濃度が相対的に上昇することで、
    >>酸素中毒の危険があった。
    >>仮に対応して火炎系の攻撃を受けた際、
    >>酸素が多いが故に大きな被害を受ける可能性もあった。
    >>こうして窒素も候補から外れることとなった。
    なんだ?この謎理論
    窒素が個体もしくは液体化してしまった分の空間を埋めるべく
    そこに大気が流れ込んで濃度増すとか言ってるのか?
    もしそうだとしても窒素の体積比は700倍程度
    最大45口径の玉を利用したとして半径は約5.5o
    オーソドックスな長さを32oとして必要無体積は大体6cm3
    ならそれの700倍だから必要な空間は大気濃度に合わせると大体5L程度
    一瞬にして5Lの空間が無くなるわけでもないだろうし
    人体に与える影響とか関係ない気がするけどな

    それに大気中の二酸化炭素濃度を考えると
    ドライアイス弾作る方が遥かに無理だろ

    二酸化炭素の大気中の濃度は3/100程度
    窒素と同様の計算をすると二酸化炭素の個体と気体は大体800倍だから
    1600Lの空間から集めないといけない

    この謎理論で言うのなら二酸化炭素集めた方がはるかに危険な気が

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  9. というか水集めるのにリミッターもないガバガバ収集装置なら、他のどの物質でも術者が被害受けるだろっていう
    逆に水以外で成功したなら水で出来ない理由が無くならないか?

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  10. 操作の簡略化自動化が要だよな
    関係ないが、鉄道の運転士の話で、電車はモーター駆動のため車速に合わせてスイッチ類の操作だけで運転できるけど、前時代の蒸気機関車は“移動するボイラー”なのでボイラー技士の免許が必ずいるため機関士と言い養成に電車運転士の倍以上の時間もコストもかかり試験内容も多く一番難しいため廃れたそうだ

    返信削除

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