転生〜上位世界から下位世界へ
ステータスだらけ
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第4話 魔法
まず火炎魔法がどの程度の物か試す事にした。川辺に下りていって水に向けて撃ってみる。
「炎よ!」
何と唱えたものか迷ったが、ここはオーソドックスな感じでいくことにした。かざした手の平から少し離れて炎が噴出す。炎は数秒で消えたが、なかなかの熱量だった。射程は1メートルぐらいだ。しかし火力の調整は出来ないのかな?
今度は小さい火をイメージして唱えてみる。すると指先からライターの火より少し大きいぐらいの火が出た。火力の調整は問題なく出来るみたいだ。
少し疲れる感じがしたのでMPを確認してみると、今の2回分の魔法で6ポイントほど減っていた。1回唱えるのに3ポイント減るのか。連発するには厳しいな。
次に玉をイメージして唱えてみた。するとサッカーボール大の大きさの炎の玉が掌から出現した。一度発動すると維持するのにMPの消費は無さそうなので、落ち着いて水面目掛けて発射するイメージを思い浮かべると、なかなかの速度で水面に飛び激突した。炎が巻き散らかされ、同時に水蒸気が立ち込める。速度は中学生の投げる野球の球ほどだろうか。
とにかく、一つの魔法でも色々と応用が利くのが解ったのは大きい。最後に詠唱無し、所謂無詠唱というやつに挑戦することにした。
頭の中で火の玉をイメージして作り出すことには成功した。そのまま飛んでいく過程までを連続でやろうとしたが、途中で火が消えてしまった。
何度かやってる内に成功したが、それで解った事がある。イメージする場面が鮮明でないと成功しないのだ。つまりは想像力が豊かなほど魔法は成功しやすいし、威力も上がりやすい。
少し疲れたので休憩することにした。干し肉を取り出してかじりながらステータスを確認してみる。
エスト:レベル4
HP 38/38
MP 16/25
力 16
素早さ 16
器用さ 20
身の守り 12
賢さ 21
運のよさ 7
所持スキル
『経験値アップ:レベル1』
『剣術:レベル1』
『器用さアップ:レベル1』
『マッピング:レベル1』
『賢さアップ:レベル1』
『火炎魔法:レベル1』
『無詠唱:レベル1』
休憩したおかげか、MPが少し回復している。どうやら時間経過と共に回復するみたいだ。それより気になったのが『無詠唱:レベル1』というスキルが付与されていたことだ。これを上げていけば、より簡単なイメージだけで魔法が発動できるかもしれない。
休憩も終わったので、マップに点在する敵を残らず狩りつくす事にした。
拠点である小屋を中心に確認できた敵の数は全部で6。実戦で魔法を試してみたかったが、森の中で炎の魔法は危険すぎるので全て剣で始末しておいた。
スライム3匹と赤犬が3匹。全て倒すとまたレベルが上がった。
エスト:レベル5
HP 45/45
MP 40/40
力 20
素早さ 21
器用さ 28
身の守り 16
賢さ 29
運のよさ 10
所持スキル
『経験値アップ:レベル1』
『剣術:レベル1』
『器用さアップ:レベル1』
『マッピング:レベル1』
『賢さアップ:レベル1』
『火炎魔法:レベル1』
『無詠唱:レベル1』
『新たなスキルを獲得できます。次の中から選んでください』
『HPアップ』
『MPアップ』
『力アップ』
『素早さアップ』
『身の守りアップ』
『運のよさアップ』
『剣術:レベル2』
やはりステータスアップ系統のスキルがあると、能力の上がり方が大きいな。次はやはり基礎スキルを上げておくべきだろう。という事で『素早さアップ』を取ることにした。
『素早さアップ:レベル1を獲得したので、隠密:レベル1を獲得しました』
隠密?よく解らないが、忍者みたいに動けるって事だろうか?ものは試しとその場で剣の素振りをしたりダッシュしてみたが、レベルが上がった事でステータスが強化されているし、特別スキルの恩恵を感じない。
次にゆっくり動いてみると、装備品や足元の枯葉や枯れ枝などを踏み潰した音が小さくなっているのが確認できた。
なるほど、これたぶん気配を消したり隠れたい時に使えるスキルなんだな。
周囲の安全も確保したし、今日はこの辺で休むとするか。その前に解体した赤犬の肉が食べられるか試してみよう。
小屋の周りから枯れ枝を集めてきて囲炉裏に固める。普通なら新聞紙や枯葉などの燃えやすい物から火をつけて火力を大きくするんだろうけど、俺には魔法があるからその手間は必要ない。
裏の川から汲んで来た水を鍋にはり、小さく切った肉を投入して煮てみる。鍋の横では枝に突き刺した肉を火で炙る。串焼きだ。調味料が何も無いので他に出来ることが無いのが残念だ。
だんだん良い匂いがしてきたので、串焼きから食べてみることにした。少しかじると硬い歯ごたえはあるものの、十分食べられる。味は鶏肉に近いだろうか。まあまあ美味しい。
何本かあった串焼きを綺麗に平らげた後、火を消してから鍋の中の肉を食べてみた。こっちは肉が凄く柔らかくなっていた。食べやすくなっているが、煮た事で旨みが出てしまったのだろうか?あまり味がしなかった。
すべて平らげて一服する。次の日に腹を下したりしない事を祈ろう。ステータスを確認してから、その日は寝る事にした。初日だから精神的にも肉体的にも疲れていたんだろう。横になった途端意識が無くなった。
エスト:レベル5
HP 45/45
MP 40/40
力 20
素早さ 29
器用さ 28
身の守り 16
賢さ 29
運のよさ 10
所持スキル
『経験値アップ:レベル1』
『剣術:レベル1』
『器用さアップ:レベル1』
『マッピング:レベル1』
『賢さアップ:レベル1』
『火炎魔法:レベル1』
『無詠唱:レベル1』
『素早さアップ:レベル1』
『隠密:レベル1』
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一部抜粋
返信削除かなり手こずらされたな。皆肩で息をしている。だが激戦の甲斐あって全員レベルアップしたようだ。
エスト:レベル61 『フロアマスター討伐』『不死殺し』『アルゴスの騎士』
HP 1430/1430
MP 1335/1335
力 1174
素早さ 1082
器用さ 1072
身の守り 966
賢さ 1202
運のよさ 584
所持スキル
『経験値アップ:レベル3』
『剣術:レベル5』
『器用さアップ:レベル1』
『マッピング:レベル1』
『賢さアップ:レベル3』
『火炎魔法:レベル3』
『無詠唱:レベル2』
『素早さアップ:レベル2』
『隠密:レベル2』
『力アップ:レベル2』
『身の守りアップ:レベル2』
『盾:レベル3』
『氷結魔法:レベル2』
『回復魔法:レベル2』
『HP回復:レベル2』
『MP回復:レベル2』
『土魔法:レベル2』
『電撃魔法:レベル3』
『運のよさアップ:レベル1』
『状態異常回復:レベル1』
『新たなスキルを1つ獲得できます。次の中から選んでください』
『器用さアップ:レベル2』
『土魔法:レベル3』
『氷結魔法:レベル3』
『力アップ:レベル3』
クレア:レベル60『フロアマスター討伐』『アルゴスの騎士』
HP 913/913
MP 526/526
力 621
素早さ 1028
器用さ 1005
身の守り 572
賢さ 446
運のよさ 850
所持スキル
『弓術:レベル5』
『みかわし:レベル4』
『剣術:レベル4』
『扇撃ち:レベル4』
『強弓:レベル5』
『降らし撃ち:レベル1』
ディアベル:レベル57『フロアマスター討伐』『アルゴスの騎士』
HP 750/750
MP 1131/1131
力 466
素早さ 711
器用さ 709
身の守り 500
賢さ 992
運のよさ 655
所持スキル
『炎の精霊召喚:レベル4』
『風の精霊召喚:レベル4』
『土の精霊召喚:レベル4』
『剣術:レベル4』
『水の精霊召喚:レベル2』
『高速詠唱:レベル3』
シャリー:レベル53『フロアマスター討伐』『アルゴスの騎士』
HP 756/756
MP 408/408
力 618
素早さ 741
器用さ 739
身の守り 511
賢さ 301
運のよさ 713
所持スキル
『嗅ぎ分け:レベル4』
『剣術:レベル5』
『大跳躍:レベル3』
『みかわし:レベル5』
俺とクレアはとうとうレベル60の大台に乗った。自分で言うのもなんだが、冒険者の中でも屈指の実力者になったんじゃないだろうか?この前出会ったアダマンタイトの冒険者よりもレベルが高くなっているし。
そしてクレアが新たに降らし撃ちと言うスキルを手に入れていた。これも検証してみる必要があるだろう。後はディアベルの高速詠唱がレベル3に上がっている。これで更に魔法発動までの時間短縮になり、有利に戦えるはずだ。
シャリーは嗅ぎ分けと大跳躍がそれぞれ上がっている。今回二つとも活躍したスキルだから、上がっていても不思議じゃない。
そして最後に俺だが、今回は土魔法レベル3を取る事にした。この土魔法と言うのは色々と使い勝手がいいし、これからの旅でも重宝しそうだ。
さて、探索を再開するとしよう。
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(´・ω・`)やっぱり、話が進んでもすごいドン。ステータス小説の神様がいるどん・・・・
削除凄い。私が小学6年生の時に、親のワープロで書いた
削除ロマンシング・サ・ガもどきSSにそっくりだ
あの頃にインターネットが普及していて
「小説家になろう」が存在してたなら、私も……。恐ろしや、恐ろしや
別にステータス満載でも構わない。話の展開速度をキープさえしていれば。
返信削除ステータスで文字数水増ししてる感はある
削除さらに、取った行動でスキル習得するタイプのMMOなろう物だとステ欄がもっとすごいことに。
返信削除魔法使い職なのに打撃、蹴り、刀、剣、二刀流、関節技etc・・・
職業とはなんだったのかというレベルで他の職業のスキル習得してるとかが良くある。
某サモナーとか展開の単調さとステータスの羅列と召喚モンスターの名前やら設定の過多のせいで300話ぐらい読んで挫折しました。
削除ステータスなんてTRPGをプレイするとか実際にゲームで遊ぶならともかく、
削除読みものならDBの戦闘力ぐらいシンプルでいいんだが……
物語はわかりやすくけれど展開の予想は外すってのを数値決めるとやりづらくなるだけだろうに
……まぁステはただの飾りで本編にそれほど反映してないんだろうけど
ステータスを多くすると能力アップした時の数値入力が面倒になってくるんだろうな。
返信削除多くはコピペで対応できるけど。
ステータスを抜けば、1話当たり1000文字程度じゃね?
返信削除それを1日に何度も投稿。
なろうのパターンだな。
しかも、それについて突っ込みを入れられるのが嫌なのか、感想閉じてるし。
地味に苛つくのが、毎回後書きで評価乞食しているところ。