山井善治郎は、現代日本を生きる若手サラリーマン。ある日の朝。善治郎は突然、恐竜が闊歩する亜熱帯の異世界―カープァ王国に召喚されてしまう。召喚したのはカープァ王国女王、アウラ一世。善治郎を召喚した女王アウラは、善治郎に「自分と結婚して、こちらの世界で暮らして欲しい」と申し出る。理由は、善治郎が『百五十年前、異世界に愛の逃避行を図ったカープァ王族の末裔』だから。国内の貴族にも、王家の血を引く婚約者候補はいるのだが、彼等を婿に迎えれば、『男尊女卑』の毛色が強いカープァ王国では、女王と王配の間で権力闘争が起きる可能性が高い。そのため、善治郎に求められることは「できるだけ、何もやらないこと」…!?。「小説家になろう」総合ランキング第1位書籍化。
星5つ 11
星4つ 5
星3つ 2
星2つ
0
星1つ 1
最も参考になったカスタマーレビュー
48
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ラノベというより一般小説
投稿者
FULL_BORE トップ500レビュアー 投稿日 2012/10/6
形式: 文庫 Amazonで購入
新レーベルが立ち上がったようなのでとりあえず買ってみました。
本書はWEB小説をベースに書籍化をしたとのことですが、WEB版は読んだことはなく本書が初見です。
ヒーロー文庫的にはラノベだそうですが、どちらかというと一般小説に近い感じです。まず、本文には一部を除いてほぼルビがなく、主人公は普通の高校生ではなく普通のサラリーマン、酒も飲むし毎晩嫁さん相手にHに励む普通の大人です。学生よりもっと上の読者を狙った作品でしょう。
内容はありがちな異世界召喚ものですが、主人公は着の身着のままではなく、現代のハイテク機器を異世界に持ち込むことができ、それらのハイテク機器が意外な形で活躍していて、今後の利用に気になるところです。
ただ、ヒモ生活とのタイトルですが、主人公が真面目で勤勉過ぎてとてもヒモには見えません。他の女に手を出すこともなく嫁さん一筋、「理想の夫婦生活」と呼べるほど違和感があります。また、ストーリーにはこれといったヤマもオチもなく、淡々と夫婦生活が進行してる感じで、どこに向かっているのか不明です。今後の展開に期待でしょうか?
とはいえ、普通の高校生が主人公のありきたりなハレーム萌え路線に食傷気味なら、読んでみてもいいと思います。続巻があれば買っても良さそうです。
36
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人を選ぶ
投稿者
ケーニッヒスティーガー 投稿日 2012/11/4
形式: 文庫
この本は人を選びます。
他の方も書いているように落ちも無ければ山もない、日常生活を描いたものです。そして勤勉であるのでどこがヒモだと首を傾げます。
内容としては普通に読めるくらいには面白いのですが、ものすごく面白いわけでは無いと思います。
これから国のごたごたに巻き込まれていくと思うので、盛り上がりはこれからに期待。その代わり、ヒモ生活からは大分かけ離れていくのではないでしょうか。
これも他の方が書いていますが、高校生が偶然チートな能力を手に入れてのハーレムというありきたりで食傷気味な内容ではないぶん、読みやすいかと思います。
イラストについては不満があります。文倉さんが悪いわけではありません。狼と香辛料では素晴らしいお仕事をなされてました。
ただ、内容と文倉さんの繊細なイラストが合わないのです。もっと彫りの深い、濃いイラストを書く方……例えば茅田先生のスカーレットウィザードの挿絵を書いておられた、きがわ琳さんのようなイラストなら内容とマッチしているのでは、と思うのです。
それらも含め、総合評価は星三つとさせていただきます。
41
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ねちっこい系ラノベ
投稿者
ハヤブサの竜 投稿日 2012/10/3
形式: 文庫
下地がしっかりしている作品です。ファンタジー、異世界モノにつきまとう社会の差異をここまで上手くさばくのには、かなりの情報がいると思うのじゃけど、それを最低限の分量で伝えてくれる。
そして、ラノベとゆうジャンルの最大の弱点である恋愛を、これほどまで真正面から描く作者。こうゆう人がラノベの裾野を広げてくれるんだろう。
作者は東南アジアで生活なり旅行経験してるのかな?
3
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人を選ぶ方だが面白い。
投稿者 Amazon
Customer VINE メンバー 投稿日 2014/5/19
形式: 文庫
現代日本のサラリーマンが異世界に召喚されて王族の日常生活を描きます。
ラノベに多い中二的な表現やバトルなど無く、最近の流行りからは外れている設定で新鮮でした。
異世界召喚、婿入りまでかなりゆっくりと描かれているので、他の評価にもあるように、盛り上がりには欠けます。
2巻3巻と進んでいくと、他国が絡んできて外交や政治的な描写も増えるので面白くなってきます。
最近は能力を持った主人公が無双するような作品が目につきますが、こちらは世界観なども90年代くらいのファンタジア文庫やスニーカー文庫を彷彿とさせる面白さでした。
全体的にしっかりとしたラノベという印象です。
シリーズとしては★5の評価にしたいですが、1巻はまだ導入といった感じですので一つ減らしました。
異世界に持ち込んだものについて、ツッコミもありますが、
最初の召喚では翌日の午前中まで、その世界の気候・風土・文化などゆっくり見ることもできず、1ヶ月の猶予(退職後は10日程度)しかないという条件でここまで揃えたのはかなり有能だと思います。
また、1巻で書かれていたかどうか忘れましたが、家電には寿命があり慣れるまでのつなぎと考えてるので、あえて既成品を中心にしたとも考えられます。
自分も、農作物の種子など持っていけばと考えましたが、あまり環境を変えてしまうようなものを持ち込むのはマズいかもしれないし。
〇〇を持ってきておけば・・・というような描写もありますし、説明がつくようにはなってますね。
多少人を選ぶ方だと思いますが、ラノベの中ではかなり面白い部類だと思います。
http://www.amazon.co.jp/理想のヒモ生活-1-ヒーロー文庫-渡辺-恒彦/dp/4072840785/ref=sr_1_4?s=books&ie=UTF8&qid=1416530421&sr=1-4 |
web版はちょこっと読んでたな
返信削除日常物を小説として読む辛さを味わい風邪引いた所らへんで挫折した
トリップの話題で昔よく言われていた中世レベルの世界ではビー玉が至高の宝石ネタが出てくる珍しい小説だと記憶している
異世界行くのに、10年も持たないだろう家電や消耗品ばかり持っていくのを見て、どうかなーと思ったけれど思ったよりも面白かった。
削除更新が途切れがちになったので隣国から王子王女が遊学に来る辺りでいったん読むのやめたけど、ある程度たまったらまた読みたいかな。
ただ、宰相のキャラが嫌い。あれはたとえ優秀でも害のほうが多いだろって思う。
ファンタジーの成り上がりものの王道である王族との結婚、それの異世界に転移する版の話。
返信削除最近のテンプレを多少ひねってるのと違いストレートで一般向けだね。王道は需要があるからこそ王道ということだな。
もともと、主人公は「種馬」としての役割だったので、あとはおまけだったんですね。
削除生活してゆく上で、便利な家電製品その他を前もって持ち込んだだけ。
あとは生活してゆくうちに、話の流れで協力することになった。
煉瓦の話があったはずだがレンガ作れたのかなー?
返信削除なんでもかんでもポンポン作れるようなチートな作品では無かったはず
「ガラスの詳しい作り方がわかったよ!」
削除「材料にガラス屑を使うとあるが、ガラス屑はどうやって手に入れるのだ?」
「古い割れたガラスを使って・・・」
「「・・・・・・」」
主人公は現代知識でその存在を知っている→出来た!
ばかりのNAISEIチートが多い中で、ちゃんと足踏みしているのは好感が持てた
(´・ω・`)普通、こういう展開はなろう受けしないような気がするけど、それで人気を取ってるから本当に凄い。
削除主人公(´・ω・`)なんてことだ。
現代にある物を再現するのは、ほぼ不可能だ。
現代チートしゅぎる。
設備を作る時点でもう無理。
女王(´・ω・`)技術に差がありすぎて全く参考にならない・・・
こっちは、丸いビー玉すら作れない技術力なのに・・・
テンプレなろう作品だったらガラスつくるよ!→完成!→SUGEE!で終わるからね、起→承→転→結の転がないのがなろうクオリティ
削除全部通して読めた。
削除突っ込みどころが全くない訳じゃないけど、
話しとして個々のエピソードが丁寧な作りになっているから、
少しくらいの粗はあまり気にならない良い作品やね。
>「古い割れたガラスを使って・・・」
返信削除>「「・・・・・・」」
ガラスの材料は、二酸化ケイ素と炭酸カリウム(もしくは炭酸ナトリウム)だけど、
二酸化ケイ素は、石とか砂とか土とかの主成分。
炭酸カリウムは、植物の灰に含まれているから、
そこらへんの土とか砂とかに灰を混ぜて加熱すれば、真っ黒いガラスができる。
酒とかワインとかビールとか醤油とかを保存するための容器なら、これで十分と思われる。
本当のチートは、ガラスを溶かせるような高温を維持できる『炉』を、
中世の技術レベルで、どうやって作るか、でしょw
作り方の資料ってのが、某DASH村のDVDだからな。
削除内政テンプレのように百科事典とか技術書を持ち込んでいるわけではないってのが作品の特色。
中世レベルの道具と、身の回りの材料使って技術を再現する、という条件なら、
削除百科事典とか技術書よりも、某DASH村のDVDのほうが、役に立つ。
とりあえず、DVDの通りにすればいいわけでしょ?
「理想の夫婦生活」かどうかはともかく、当人同士が納得しているならいいんじゃね?ですね。
返信削除ブラックな勤務で「休暇欲しい〜」と言ってたら、「何もやらなくていいですよ(種馬以上の事は期待もしてない)」と言う環境になったら、ちょっとは嫁さんの役に立つことをしようかな〜 と思うのは当然ですよね。
嫁さんが私の好みでないことを除けば、主人公の事が結構羨ましかったりする。
すると、女王(嫁さん)の有能な側近と見なされるようになって、
削除王国の抱えるやっかいな問題は、すべて主人公のもとに持ち込まれるので、
解決のために必死でやっていくうちに、
どんどんブラックな職場になってしまうんですよw
同じブラックでも替えが効く使い捨ての道具として使われるよりは、
削除女王の側近みたいなポジションの方がやりがいはあるだろうね。
ただ、内容と文倉さんの繊細なイラストが合わないのです。>カスタマーレビューの中の感想
返信削除あえて、カラーをやめて白黒の絵画調の絵を描くイラストレーターに書いてもらったほうが臨場感が沸いた。
表紙の女王様がなんかエロい外人のキャバクラ嬢に似すぎてる・・。
もっと、女王様は高貴で凛とした中に、淫蕩さがある感じで。
この小説に、主人公が現代日本から持ち込んだ台車が王宮の侍女から港で荷物運びにまで広まった、とあるけど、これって異世界で使えるチートになるかな?(路面は石畳ならなんとかなる?)