9話 side:アルミンB 「美人局始めました」 ー壁の中は世紀末だった。
巨人が空を飛ぶせいで国の秩序は崩壊し、アルミンは女装して美人局をやって生存しちゃうくらいに世紀末にようこそ!
男なのに女だと勘違いされてレイプされそうになったりして、エレン達と一緒に殺人に手を染めて生き残っている。 ーー
生き延びるためにミカサと美人局を始めた。
SAN値が崩壊するんじゃないかなって思い始めた頃、エレンと河でとても綺麗な女の子を拾った。意識もなく、背中から腰にかけて切り裂かれたような傷があり、流された際にぶつかったのか、あざが到る所にできている。鼻血も出ていて、髪もクシャクシャ。それでも、どうしようもなく綺麗に見えた。
(`・ω・´)
世紀末の世界へようこそ!
side:ミカサA 「聞けない」 --アルミンの様子が可笑しかった。金髪美少女を拾ってからは更にようすが可笑しい。
でも、世界は超大型巨人がビームで山を蒸発させている状況なので、ツッコミを入れる暇すらない。
今日も壁の中の人々は、巨人から逃げ回る家畜だった。 -
アルミンの警告と伴に私はお母さんを荷台に押し倒し、エレンはアルミンの横に伏せた。超大型巨人が口を開け、眩い光の柱が放たれたと思ったら、熱風と衝撃、そして、後方から激しい爆発音がした。
「ふざけるな!ビグザムかよ!何で巨人がメガ粒子砲打ってるんだよ!歩兵が勝てるかッ!」
(`・ω・´)
終わっている世界だ。
。
side:アルミンC 「最後の希望」 ---アルミンの中の人は、今まで狂った行動をしていた事をエレン達に謝罪した。
冷静になれたのは、アニっていう切り札をゲット出来たからである。
アルミンが女装して、人間状態の敵をぶっ殺して美人局やりゃ、幾ら巨人でも簡単に倒せるはずだ!
エレン達には、殺害した相手の事を人攫いって言えばいい! --
仮にアニの殺害が目的だとしたら、周辺を片っ端からあのメガ粒子砲で焼き払えばいいのにそれをしなかった。いきなり殺すことはないはずだ。
アニに関する情報と男の娘という武器を使い、二人を誘惑し、油断したところ殺害する。エレンとミカサには人攫いの部下だと事前に話しておけば殺意満々で協力してくれるだろう。
僕たちの最後の希望はハニートラップしかない。
(`・ω・´)未だに逃げ回っている時点でひでぇ状況だ。
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