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魔法少女リリカルなのは【35】-【6】
夢幻転生E 
【最終章 夢幻解釈 次元解釈】 【後篇】

ブログ】 【作者アルパカ度数38%】 





(´・ω・`)物語の正念場。
この世界はTの夢なのか、Tの2回目の今世なのか。
このどちらかをTに納得させて、世界存続のために永遠の眠りについてもらわないと、何時世界が滅亡しても可笑しくない最終決戦。

●夢幻解釈 → この世界はTが見ている夢。Tが目覚めれば滅亡し、その事実に住民が気付けば発狂死する。
●次元解釈 → この世界はTの二回目の今世。今までの不思議現象は全部ジュエルシードのせい。


(´・ω・`)明らかに夢幻解釈の方が正解だと理解しつつも、次元解釈で納得させて永遠の眠りをプレゼントする所がたまんない。
本当の答えが分からず、なのは達の人生には悪夢しか待ってない。
(´・ω・`)最高評議会みたいな脳味噌の道を選びそうな雰囲気が素敵でホラーな小説だった。
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夢幻転生 【最終章 夢幻解釈 次元解釈】 【後篇】  ハーメルン 作:アルパカ度数38   Z  48−55 時:2013年06月26日 

その48:夢幻転生3 --なのは達は引き篭もり状態のアリサに出会う事にした。
アリサは、この世界がTの妄想だと知っているので、生きるために今までの全てを捨てて、自堕落に生活している
そして、スズカが死んだ真相も判明した。
夜の一族という吸血鬼としての苦しみが、ただの設定であり、姉が苦しだ過去も設定だったのである。
世界の命運は、こんな狂って自殺して当たり前の事実を知っても、正気を保っているナノハ達に託された! 
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「すぐに私は、このままでは私も死んでしまう可能性が高い事に気づいたわ。かつての私は、自分の人生全てに誇りを持っていた。それはこの夢幻世界の社会では良いこととされているけれども、Tの正体を知った上で生き続けるには邪魔にしかならない。だから私は、生きる意欲を薄くする事で、それを逃れたわ。設定付きの人間の事を深刻に考えないよう、人への興味を減らし。何時世界が滅んでも良いよう、毎日心残りを作らない人生を設計してね」
(´・ω・`)最初から最後まで絶望尽くしすぎる有様だよ。夢から覚めたら終わってしまう狂気世界だと気づいた時点で、幸せに終われない。

その49:たった一つの冴えないやり方 -- 八神はやてはTを殺すつもりだった。
 八神はやての不幸の原因そのものは、Tの妄想という名前の設定であり、決して許す事ができない。

フェイトの方は、Tを神様のように崇めていた。全てが設定で妄想なら、Tの中に死んだ母プレシアの設定があるという事になる。

なのは、この世界が全て妄想でも、Tだけは現実に還るとわかっているので、Tに自分の事を覚えてほしいと思っていた。
スカリエッティも同じ事を想っているせいで、戦闘機人を魔改造し、Tの最大の敵として覚えてもらおうと必死である。
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一体この世の誰が、起きれば消えてしまう夢の中の登場人物の言葉に、真摯に向き合ってくれるだろうか。
ただでさえなのはとてそれができるかどうか分からないというのに、夢のメカニズムは夢幻世界と現実世界とで違うかもしれないという。

(´・ω・`)サイコパスのTに覚えてもらう事だけが、唯一の救いとか、なんて儚い物語だ。

その50:交錯 --Tのせいで人間じゃない化物のような怪物にされてしまった戦闘機人達を人間に戻すために、三つ巴の戦いになっていた。
トーレは、スカリエッティと機動6課の両方を敵に回すために、Tを晒すという行動に出る。
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(´・ω・`)救いのない話だ。

 その51:問答 -なのはは、残酷な真実を仲間に告げられなかった。
スバルとティアナが好意を向けている人物が、この世界の創造主であり、夢から覚めれば全てが滅亡するという発狂する事実を伝えられない。
皆が前向きに頑張っていく中、なのはだけが演技して事件に対応している。 
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一体この世の誰が言えよう。
貴方が恋をしている相手はこの世の創造神にして魔王にして唯一の人間。
この夢幻世界を夢見る主であり、何時貴方を含めたこの世から目覚め、この世全てを消し去ってしまうのかどうかすら分からない。
そして貴方はTの夢の登場人物に過ぎず、夢の主たるTと対等になる事は恐らく永遠に無い、などと。
(´・ω・`)なのはさんがとっても聖女。いや、既に気が狂って達観している感じかな。
こんなどうしようもない状況で、Tに覚えてもらうっていう唯一の希望すら他人にあげそうになってますし。


その52:口答 -スカリエッティは、Tに自分の事を覚えてもらうために、自分語りをスタートした。
でも、スカリエッティの過去はTの妄想設定。
それだけだとインパクトがないので、可能な限りスカリエッティは自身を邪悪に見せまくり・・・・待っていたのは絶望だった。
 T は  ス  カ リ エ ッ  テ ィ に 興 味 が な い !
絶望したスカリエッティは、Tにこの世界はお前の夢だという真実を告げちゃう!
そのすぐ後に、Tにナノハのディバインバスターが炸裂して、世界が終了した!
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「馬鹿な、六課に居ながらにして、私の事を知らなかったのか? まさかそんなはずは……。いや、それでも、私は君の幼なじみ達の敵だぞ!」
「ふーん、そうなんですか」
「生命と社会の天敵、そして知識を追い求める為に悪魔に魂を売った科学者だっ!」
「はぁ、そうなんですか」

(´・ω・`)最後の希望すら絶望に変えさせるなんて邪悪だった。世界は滅亡しちゃったかな。

その53:二解釈の選択 --Tが妄想世界の一部で自由に制御できるようになっていた。
おかげで4畳半の小さい世界へと、なのは、フェイト、はやてを避難させて、そこでお互いに腹の中を割って情報を交換する事になった。

Tは、ジュエルシードの力を完全に制御できたから、今までのチートが出来たと思い込んでおり、このままTが生きていると、Tの解釈次第では世界が滅亡してしまう。
そこで、Tを世界存続のためにTの時間を永久に凍結させる・・・・という案が出たのだが、Tに自殺しろと言っているのに等しい上に、この世界がTの夢なのか、現実なのか、どちらかを答えないといけなくなった。
なのは達は、世界の解釈でTを納得させないといけない。
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「ただ、せめて死ぬ……んじゃなくって時間的凍結なんだけど、それには納得できる理由が欲しいんだ。君たちに、真実を……、別に真実じゃあなくてもいいけれど、真実らしさを見つけ出して欲しいんだ。"らしさ"って、素敵な響きだろう?」

 告げ、Tは眼を細めた。
息苦しくなるような圧迫感と共に、告げる。

「どちらの解釈が正しいのか。この世界は、本当にぼくの夢なのか、それともぼくの二回目の今世なのか。今ここで答えを導きだし、そしてぼくにそれを教えてくれないかな」
(´・ω・`)変わった最終決戦だ。でも、Tを納得させられないっていう最悪の結末もありえるだけにワクワクする。

 その54:夢の終わり --なのは、フェイト、はやては、お互いに話し合って、どういう解釈でTに話すかを相談していた。
その結果、Tが来世に転生しただけの次元解釈が一番都合が良いと判断され、Tの謎を話し合う。
だがっ!問題が発生するっ!

●Tの家に誰も辿りつけない
●Tの両親に顔が存在してない
●皆からTと認識されている狂気

明らかに、Tが見ている夢がこの世界な夢幻解釈こそが真実だという事に、なのは達が気づいた!
でも、なのは達は次元解釈を信じ込ませるために、Tに説明を開始し、無限解釈を否定して・・・・・なのはは、Tに引導を渡す。
Tはこれから世界のために永遠の眠りにつくことになった。
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「……そうだね、それが次元解釈を支持する理由の全てかい?」
「うん。私とたっちゃんが過ごした思い出が、たっちゃんを殺す一番の理由だよ」

(´・ω・`)なのはさんの思い出が、Tを殺す理由か。  Tの採点結果がとても気になってワクワクするねぇ。

その55:そして真実は彼方へ--時間凍結したTを保管するために、なのは達は管理局最高評議会議員になった。
だが、真実は分かっていない。
この世界は次元解釈なのか、夢幻解釈なのか、なのは達には分からないので悪夢だった。
答えを知るために・・・・・最高評議会の脳味噌達と同じ道を歩みそうな雰囲気である。


Tという人物は何を示す頭文字なのかは、 答 え は アリサ し か 知 らな い 

おしまい
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 言ってから、ふとアリサは思う。
夢幻解釈が正解だとしよう。
奇跡が起き、Tが現実で目覚めて次に見る夢が同じだったとしよう。
それなら現実世界では、Tが夢見ている時間はどれほど経ったのだろうか。
アリサは無意識のうちに、この物語は一晩の物語であると考えていた。
だがしかし、果たして一瞬の午睡のような、ほんの僅かな時間しか現実では過ぎていなかったとしたら。
この夢幻転生が、一夜の彗星が放つ閃光が煌めくような一瞬の物語であったとすれば。
だとすれば、なのはたちが生きている間にTが起きる事は無い。
だが困ったことことに、なのはたちは肉体の寿命を超えて生き続ける人間たちを知っている。

(´・ω・`)脳味噌になったナノハさん達とか、本当に居そうな雰囲気だ。
アリサだけが答えを知ったっぽいね。

(´・ω・`)ひたすらTという頭文字に悩む終わり方だ。

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