第18Q 黄瀬君って名前だったとー『キセキの世代』SF、黄瀬涼太が、前の歴史よりも早くバスケ部に入るという凄い展開になりそうだった。
つまり、キセキの世代は今以上に超進化するという意味であり、このままだと黒子の価値がゴミになってしまう。
そのため、黒子は『視線誘導(ミスディレクション)』を更に進化させて、黒子の動きに眼が慣れた相手の視界から消え去ろうと頑張って練習していた。
才能が絶望的なほどにないから、これしか勝つ手段がない。 ーー
「それぞれの基本動作の効果と、最適な組み合わせの考案」
帰ったら今回のビデオを見ながら、パターンの組み合わせを研究しなくては。それぞれの動作による誘導効果を知り、それを増幅させるために複数動作を組み合わせる。これまでは経験則である程度やってきたが、最大限の効果を発揮するにはこの研究が不可欠だ。無数にある順列組み合わせ。気が遠くなるほどの試行回数となるだろう。だが、決意を込めて小さくつぶやいた。
「まずは見つけ出します。――視線誘導効果、最大のパターンを」
体力でも筋力でも、速度でも技術でもない。ボクのスタイルを強化するために必要なのは、研究であった。『キセキの世代』と称される彼らほどの才能は、ボクにはない。だが、この『視線誘導(ミスディレクション)』の技術だけは、誰にも負けるつもりはない。
(´・ω・`)原作以上のパワーインフレが始まる(ドーン |