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銀河英雄伝説 二次創作【37】-【1】
銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者Ver2
【第一章:英雄エリヤ・フィリップス    その1 過去に逆行してヤンと一緒にエル・ファシル脱出】
ブログ】 作:甘蜜柑

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      _,;r''"  ,;il'"ノノノ シ'__  `''弋ミヾミヾ;llllli;, l'}
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,>iii''"   ,,;ィ彡''"/f"  r'''("llli)`    ,/"'flliiミヽ.|!li,'llllliリ  逆行オリ主?
ll'"   ,:i''  }i l゙ {!    ` ̄  '"   i 、 `'''" ,;llll,lllll;ツ  そりゃ便利だね。
.いi' .;i' r' ;il i'{ `゙              ゙i、   クシ''" とりあえず部屋の掃除をやってもらおうか。
 `i, :lli,  ゙li :l: ゙'':、         ..    i;   .|
  ゙i, ゙llii;, ー゙''li、            ' -'''; r'"    |
   ゙i, ,l''llli;, ,,ミ            _−     /
.    ;レ  'llllli;  ゙:、      '" ̄   ̄`''ヽ  /
    "|  ,ill'l!.  ゙i、        -==   ./  主人公「生ヤンだ!」
    _|  ,il' '゙   ゙'ゝ、           /
  /" ヽ、 {,,_     `゙'''ー::,,,_       /
 ,/    `''''ーミ=-:;,,_    `' ̄`''''ー---r''
              \,-、_,:-ー、`ー-'''7ー:、__
             \  `ヽ `ー''''"'<,,_ `ヽ

(´・ω・`)リンチ少将の命令に従って、エル・ファシルから逃げたせいで卑怯者の烙印を押されてしまった同盟軍兵士が、過去の自分に逆行して二度と卑怯者にならないように勇気を出すストーリーな
【第一章:英雄エリヤ・フィリップス    その1 過去に逆行してヤンと一緒にエル・ファシル脱出】
だよ。



主人公(´・ω・`)アーサー・リンチ少将の部隊に配属されたせいで、俺の人生は台無しだ!
捕虜交換で同盟に戻ったら、リンチ少将の汚名のせいで俺がリンチされる!

市民(´・ω・`)市民を見捨てた卑怯者!集団リンチしてやる!
警察(´・ω・`)市民にリンチされている光景を見ても助けないぞ!お前が悪いのだ!
友人(´・ω・`)絶縁するわ!この非国民!
右翼団体(´・ω・`)殴ってやるー!


主人公(´・ω・`)もうやだ!俺には居場所がない!
こうなったら地球教に入信するしかない!

自治政府議長フレデリカ・グリーンヒル・ヤン
(´・ω・`)「旧同盟軍の戦争犯罪を風化させてはならない! 制裁する!

主人公(´・ω・`)うわああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
ヤンの嫁のせいでバーラト星系で仕事にありつけなくなったああああ!!!
地球教の宗教施設のおかげで老後はなんとか暮らせたけど、俺の人生惨めすぎるうううう!!!!

エル・ファシルで逃げなけりゃ良かったああああ!!!


主人公(´・ω・`)エル・ファシルから逃げる直前の俺に逆行できた!
人生をやり直すチャンス!
「エル・ファシルの英雄」ヤン・ウェンリーのところに行って、運命をかえてやる!

フランチェシク・ロムスキー(´・ω・`)え?軍隊は逃げたのに住民のために残った!?
お前凄いな!軍人の鏡じゃないか!
ヤン・ウェンリーは向こうにいるぞ!


主人公(´・ω・`)うわぉ!ヤン・ウェンリーと同盟してエル・ファシル独立政府作った有名人じゃないか!(一緒に暗殺されちゃったけど)
私はエリヤ・フィリップス宇宙軍一等兵であります!

ヤン・ウェンリー中尉(´・ω・`)逃げたリンチ少将を囮にして、市民の皆さんは明日くらいに逃げるので準備してくださいー

主人公(´・ω・`)生ヤン・ウェンリーだ!
凄い!冴えない男という外見が本の通りだ!
すぐに市民を納得させるとかやばい!

ヤン・ウェンリー中尉(´・ω・`)仕事を手伝ってくれる手ごまがいた。ラッキー。
部屋を掃除してくれ。私は寝る。



主人公(´・ω・`)なんというゴミ屋敷。
ユリアンが書いた『レジェンド・オブ・ザ・ギャラクティック・ヒーローズ』や『ヤン・ウェンリー提督の生涯 そのまんまだ!
家事能力ゼロ!
でもそれでいい!
ヤン・ウェンリーは遠い未来すら見通せる偉人だもんな!
これくらいの雑用は光栄であります!
よし!疲れたから寝る!


フレデリカ(´・ω・`)あと20分で出発しますよー

主人公(´・ω・`)超ギリギリで起こすなんてひどい!
でも、エルファシルの皆と脱出できたし、これで批判されずに済む!
なぜか市民の皆さんからモテモテだ!俺!
ってか!なんで皆ヤン・ウェンリー中尉に頼っているんだよ!
少佐とか中佐とかの艦長いるのに、業務をほとんど押し付けてやがる!

同盟軍人(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)……だ、だって参謀教育受けた事ない叩き上げ軍人だし、参謀はリンチ少将と一緒に逃げたし・・・
それに2桁3桁単位の部下を統率するの大変だし・・


主人公(´・ω・`)俺、人生経験なさすぎてワロタ。
この人らちゃんと仕事してるわ。
今度こそ頑張って仕事して、良い人生を送るんだ・・・
故郷に帰りたい・・・

メディア(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)英雄エリヤ・フィリップス一等兵がいるぞぉー!

主人公(´・ω・`)はっ?
なんでヤンと同等の扱いをされてんの?俺?

同盟軍(´・ω・`)貴官は卑劣な司令官を拒絶して市民を守った。同盟軍人の誇りだ。広報官としての最初の任務が貴官の担当であることを名誉に思う!

主人公(´・ω・`)下士官になれれば良い方な俺が評価されすぎているっ・・・!

同盟軍(´・ω・`)貴官は同盟軍人の鏡だ!敵より卑怯者と呼ばれる事を恐れる精神!素晴らしい!
あ、逃げたリンチ少将は帰国後死刑。
命令に従った奴は制裁して追放するわ。
主人公は素晴らしかったから2階級特進!
同盟軍の最高勲章である自由戦士勲章の受勲な!
年間一万ディナールの終身年金でて、元帥や大将であっても、自由戦士勲章所持者と遭遇したら、先に敬礼をしてくれるぞ!

主人公(´・ω・`)怖い、軍隊怖い。
一気に兵長に昇進させて貰えたけど怖い。


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銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者Ver2 【第一章:英雄エリヤ・フィリップス    その1 過去に逆行してヤンと一緒にエル・ファシル脱出】 Z 1-3話    2014年 10月 29日

第一章:英雄エリヤ・フィリップス 第1話:逃亡者の末路 新帝国暦50年(宇宙暦848年)〜??? ハイネセンポリス-〜???エルファシルから逃亡したせいで、全てを失い、非国民として扱われた元兵士は悲惨な人生を送った。
同盟市民からはリンチされ、軍隊でもリンチされ、上司の名前はリンチ少将。
そんな彼は悲惨で惨めな人生を過ごした末に、過去の自分に逆光する。
人生やり直すチャンス到来!
 -
 

第2話:夢の始まりは戸惑いとともに 宇宙暦788年8月15日〜16日 エル・ファシル市街〜エル・ファシル星系政庁--主人公はヤン・ウェンリー中尉と出会えて感動した。
この人の指揮に従えば無事に脱出できる事を知っているので、ヤンの命令を聞いて・・・ゴミ屋敷状態な部屋をゴミ掃除。
こんな緊急事態に、どうでもいい雑用を押し付けられて、脱出ギリギリ20分前に起こされるという恐ろしい事をされてしまった。
 -

「もしかして、君は自分の意志で残ったのか? 置いて行かれたわけではないのか?」
「はい! 逃亡者になりたくないから残りました! 皆さんと一緒に胸を張って帰るために残りました!」

 そう叫んだ瞬間、「おお!」と歓声をあがり、拍手が乱れ飛んだ。

「良く言った!」
「君は軍人の鑑だ!」

 予想もしなかった反応に、私は戸惑っていた。逃亡者と言われるのが嫌だと正直に言っただけなのに、どうしてこんなにはしゃいでいるのだろう? 居心地が悪い。

「握手させてもらってもいいかね」

 恰幅の良い男性が微笑みながら右手を差し出してきた。

「どうぞ……」

 訳のわからないまま私も右手を差し出し、握手をかわす。

「私達はこの街の住民代表でね。今から星系政庁に行くところなんだ。君も一緒に行かないか?」
「星系政庁?」
「そうだよ。君も非常事態対策本部に行くつもりだったんだろう?」
「え、ええ、そうです。何か役に立てないかと思って」
(´・ω・`)この作品、なぜか感動した。
人生を凄くやり直せてる。


第3話:作られた英雄 宇宙暦788年8月16日〜9月末 駆逐艦マーファ〜シャンプール基地〜ハイネセンポリス-エル・ファシルから無事に脱出できたから、主人公はヤンと同じく英雄扱いされた。
2階級特進、最高の勲章、膨大な終身年金、元帥と大将が先に敬礼してくる名誉……逃げなかったおかげで、それを手にする事になった。
しかも、主人公の一歩引いた発言がTVで視聴者受けが良いため、軍と政府は膨大な仕事を主人公にプレゼントしようとしているが、担当した少佐が良い人だったおかげで、過労スケジュールにならずに済んだ 
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「反戦派どもは『軍はエル・ファシルを見捨ててリンチを脱出させた。ヤン中尉のおかげで三〇〇万人の市民は事なきを得たが、軍の責任は追及しなければならない』などと言う。批判するしか能のない奴らめっ! 誰のおかげで安全に暮らせると思っているっ!」

 バーン、と大きな音がした。怒れるクリスチアン少佐がテーブルに拳を叩きつけたのだ。食堂の中にいる人が一斉にこちらを見るが、彼はおかまいなしにボルテージを上げていく。

「軍が市民を見捨てて軍人だけ逃がそうとするなど有り得ん! あるはずがないのだっ! 我々は市民を守る最後の盾だ! 平和のために命を賭ける! それが同盟軍人の矜持だっ! 命惜しさに市民を見捨てるなど軍人のすることではないっ! 卑怯者のすることだっ! 軍がそのような真似を許すとでも思っているのかっ!」

 またクリスチアン少佐はテーブルに拳を叩きつけた。興奮するのに比例して、俺も含めた周りの人は引いていく。

「貴官は記者会見で敵よりも卑怯者と呼ばれる方が怖いと言った。それこそがまさに名誉ある同盟軍人の精神なのだ。軍人とは貴官のような崇高な精神の持ち主なのだ」
(´・ω・`)すごいクオリティだわ。
一人の凡人視点で周りの事を上手く描けてる。

 

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