第10話「発生と同時に崩壊が始まっている」


●主人公「山に拉致監禁して、別人に成りすましている事がばれそう、どうしよう……そうだ！
村人を騙そう！」




主人公『あの…皆さん何か誤解されてるようなので少しお話しさせていただきたくて』

村人『誤解だと？今日だけじゃねぇ。この前も山をウロついてたらしいじゃねぇか』



主人公『それは…こういう自然の多い所は珍しくて』

村人『だいたいひょっこり出てきたおめぇを良次君と信じろってなぁ無理があるぜ』


●先生（´・ω・｀）カマかけだ。地味に高度な情報戦やってる。

主人公『えっ？あの…僕の名前は良次じゃなく良太ですけど…』

『確かに僕はどうしようもない人間です。今までたくさんの人を裏切ったし好き勝手やってきました』

『皆さんも知ってのとおり今年初めに窃盗罪で警察のお世話にもなりました』



●先生（´・ω・｀）確かに（亜人関連で）警察の世話になった・・・

主人公『高校は退学。両親とたった一人の妹にも見限られここへ来ることになったんです。こうなるまで僕は人は一人じゃ生きていけないんだと気が付きませんでした』

『もうここしか…ここにしか居場所がないんです』

『ろくな挨拶もしてなかったし不審に思うのは当然です。でもどうかここにいさせてもらえないでしょうか？』


※演技

村人『俺にはこの子が悪い人間だなんて思えねぇなぁ…』
『ああ。話におかしいところはねぇ。本人じゃなきゃこんなにぽんぽん出てこねぇわな』



主人公（計画通り……）

村人『だがなそんなんじゃここの一員と認めるわけにはいかねぇぞ』

主人公『もちろんそれは分かってます。だから気持ちといってはなんですが…』

村人『気が利くじゃねぇか。まあなんだ…誤解も解けたんだ。一杯やるか』

主人公（これで残るは北さんだけど…しばらくほっといても大丈夫だろう）