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今回の挿絵(´；ω；｀)飛行機

★(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)先生ぇー！なんだぁー！？この挿絵はぁー！

†(´・ω・｀）……琵琶湖の上を、航空自衛隊のブルーインパルスが飛んでいたから、ワシの絵日記に描いたんじゃよ


★(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)アンタの絵日記の一部かよ！？

†(´・ω・｀）今までの挿絵も、けっこう絵日記から流用しておるぞい

しばらく震えていたリーファだったが、キーニャンからクレジットカードを奪い取り、すぐに使えるかどうか店のレジで試した……どうやらレジに置いてある認証装置を通しても、全く問題がないようだ。

「どういう事アル……？どうやって偽造したアルか……？
クレジットカードの偽造は、ごみ箱漁ったり、店員を買収しないと難しいアルよ……？」

「便利そうじゃから複製したぞい」キーニャンは誇らしげ気に答えた。

「み、見ただけで複製できるアル！？」

「わしは色んな信仰スキルが使える最強の狐娘なんじゃよ！」

「すごいアル！キーニャン殿がいればお金をATMから出し放題アル！」

「うむ、ATMの意味はわからんが最強じゃな？」

「今すぐ、知り合いの大陸系商人の所に行くアル！金持ちが使うクレジットカードの映像とかあるネ！それを見て複製して欲しいアル！ブラックな未来へGOっー！」

リーファが小さなキーニャンを連れて、何処かへと走り去ろうとしていた。警戒していたニャンタンはすぐさま懐からハリセンを取り出して――

「こらぁー！？どさくさに紛れて先生を誘拐するなぁー！」

パシコーン！

リーファの欲深い頭を叩いた。良い音が響く。目が飛び出るほど驚いたリーファがキーニャンから手を離して叫んだ。

「どこからハリセンを出したアルかー！？それがニャンタンの信仰スキルあるカ！？」

「驚くところはそこか！？先生に犯罪行為を行わせたらダメでしょ！？一応、主神なんですよ！このニートっ！」

「な、なぜ犯罪だとわかったアル！？ま、まさか……アタシの心を読む能力を持っているアルか……？」

「いや、場の雰囲気でわかるでしょう……明らかにこれやばい事をやらせる気だなって」

「なるほど、そうアルか。ところでハリセンはどっから出したアル？」

「信仰スキルです。先生のお尻をパンパン叩いている内に、なんか発現しました」

「女の子の尻を叩くのは、変態だと思うアル……」

「先生の尻だからいいんです」

「そういう問題アルか？」

「仕事を大量に押し付けられた僕には、先生の尻を叩く権利があるんですよ。ええ」

「でも、ニャンタン殿は独裁者の割にはヒマそうアル……？城にいた大量のニャンタン殿が代わりに仕事をしているおかげカ……？」

「一日の睡眠１時間くらいで、一年間、ずーと働いてたら……いつの間にか、分身の信仰スキルとかも発現したんです。議員席の半分ほどが、僕の分身で埋まってたりしていて便利だったりします」

「完全に独裁者アル！？享楽国は絶対腐った国ネ！アタシが保証するヨ！」

「いや、特定の個人に過労死して当たり前の仕事量を与える労働環境にツッコミをいれてくださいよ！？寝ながら書類のハンコを押したり、眼をつむって無意識な状態でタヌウとデートしてたんですよ！？分身スキルがなかったら、享楽国潰れていた自信があります！」

「……確かに信仰スキルは、周りの環境に依存しているからナ。そりゃそういう事になるアル。
でも、分身とかカード化、ダンジョン世界創造とかは、幾らなんでも信仰スキルとしては強力すぎるようなきがするアル……？複数の信仰スキルを持っている時点で、キーニャン殿がかなりの信仰を集めている存在だとわかるヨ」

「ちなみにリーファさんの信仰スキルはなんですか？」

「金運上昇アル！いつか大金持ちになるヨ！」

「うわぁ……」

リーファ「どうしてそんな顔をするネ！？さっさと銀行に行くあるヨ！」

周りの連中を思考誘導するような酷いスキルなのだろうなと、ニャンタンは思った。
このスキルのせいで、リーファとであったのかもしれない。
キーニャンが100年前に放置したワープゲートをたまたま開いている時点で、どこか可笑しい。その金運上昇スキルで行動を誘導されているように思えた。
それに大抵の物語では――欲深い商人キャラは最後の最後で裏切り行為を行う存在である。