ゆっくり戻るよ! |
前話に戻る 次話に進む |
もふもふ、きつねっこぉ ★11話〜狐娘「巨乳キーニャン像は最強すぎる美女なんじゃよ!」 |
カウンター日別表示 |
http://suliruku.blogspot.jp/2017/03/11.html
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)先生ぇー!この挿絵はなんだぁー!
(´・ω・`)カード化された野良猫
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)ひどいな!?野良猫すら売り物!?
(´・ω・`)可愛くて最高にモフモフじゃな?写真代わりになるぞい。
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)本当に紙に、現物を閉じ込めてどうする!?
(´・ω・`)(きっと、享楽国の民が写真を見たら……カード化された代物じゃと思うじゃろうなぁ……)
★★★
モフモフ城の迷路をくぐりぬけ、トラエモンが仕掛けたトラップゾーンを回避し、ニャンタンとリーファは入口近くへとやってきた。
ニャンタンの視線の先には、モフモフ城と街を繋ぐ丸い橋をがあり、そこを通れば、色んな場所を見物できるのだが――
「こっちから、たくさんの気配がして気になるアル!」
「こら!そっちは役所――」
リーファは橋を通らずに、その橋の脇にある広い建物へと入っていった。ニャンタンは慌てて、追いかける。
しかし手遅れだった。リーファは見てしまったようだ。役所で大量に働く……小さなニャンタン達を。
「もふぅ?」「もふっ!」「もふふっ!」「もっふふー!」
働くニャンタン達は全て小人サイズだ。小さすぎる身体で自分より遥かに大きい書類を必死に持ち上げ、他の個体がハンコを押し……複数人でチームを組んで次々と仕事を終わらせている。
もちろん、ニャンタン以外にも役人はいるが、役所の半分くらいを小人なニャンタン達が占めていた。
「あ、あれは……ニャンタン殿の親戚アルか?小さいアルな……」
「えと……その……僕の信仰スキルです……」
「なるほど宰相の地位は伊達ではないという事アルか……1匹もらって良いアルか?」
「なぜそうなった!?」
「ニャンタン殿はとっても可愛い少年の姿をしているアル。そこに猫耳の要素があれば……金持ちの奥様方に大人気ね!珍しいペットは儲かるヨ!愛玩用ペットとして十億円で売れそうなきがするアル!」
「分身できる数に限りがあるから駄目!」
「そうアルか。分身だったアルか」
リーファがニヤリと笑った。ニャンタンは不味い気分になる……これだけはバレて欲しくなかった。
この享楽国は、大きな欠陥を抱えている。ダンジョン世界を作ったり、カード化する信仰スキルは、キーニャンの能力だし。
享楽国というシステムを回すために、大量の書類を発行しているのがニャンタン達なのだ。
この二人の片方が異世界に拉致られたりした時点で、享楽国は大混乱に陥るに違いない。そうニャンタンは確信していた。いっその事、リーファを監禁した方がいいんじゃないだろうかなぁ?と思っていると――
「身体が複数あるってチートすぎるアル!!羨ましいアル!」
「はっ?」
「色々とやれる事が増えて最高アル!ニャンタン殿が独裁者の地位を維持できる理由がわかったネ!身体が多いから負担が少ないって事アルな!
あと、あの像は何アルか?」
リーファは役所の外を指し示した。ニャンタンがそちらの方を見ると……大きな庭に、胸が大きいキツネ娘の像が立っている光景が目に映る。
初対面の人には母性たっぷりで、包容力ありそうで、女神様みたいな印象を与える像だ。
ニャンタンは冷たい声で――答えてやった。
「あれは……先生の像です」
「本物より背丈が大きくて、胸が凄く大きいアル?」
「皆が考えた理想の先生像なんです。現実のペチャパイ先生なんて見ちゃいけません。現実の先生がきっと偽物なんです」
「詐欺アル!?偽物摘発業者が訴えてきそうなネタあるな!」
「は?偽物摘発業者?」
「大陸系商人の国では、低コストで偽ブランド品が量産されて凄い事になっているアル!
当局が効率よく取り締まるために、民間の業者に偽物の摘発をやらせて、効率よく色んな商人を制裁しているネ!
賠償金でウハウハよっ!」
「向こうの世界はどんな大魔境なんだ!?」
「世界最大規模の奴隷市場がある地域アル!臓器も人肉も売られているアルよ!」
「あんなに豊かそうに見えるのに、そんなに酷い社会なのか?!」
「海を一つ超えた途端、違う世界が開けているアル!
あと、日本国は長い海岸線のおかげで、日本人を拉致し放題アルよ!西にある国と違って、海岸線に兵隊がいないし、警察の巡回の頻度が少なすぎるアル!」
「僕の価値観が崩壊するからやめてください!?なんて物騒な地域だ!?」
「ツッコミ時と平常時の態度が違いすぎて、ニャンタン殿と話していると調子が狂って大変ヨ!」
「さ、さっさと街を見に行きますよ!アイデアを出してください!」
「分かったアル!アイデア料をもらうために頑張るアル!」
ピコーン!
「アタシの天才的で、劉備すら凌駕する頭脳が閃いたアル!」
「金欲に任せて、何も考えずに本能的に言ってるだけだろ!?」
ゆっくり戻るよ! |
前話に戻る 次話に進む |
6 件のコメント :
(´;ω;`)また、最新コメントが動かなくなった……最近、動かない事ばっかりだお……
返信削除(。´・ω・)? なんでだろう
削除(´;ω;`)色々と試してみますお……(他の最新コメントは25件ほど表示されるけど、なんでだろう)
削除(´;ω;`)ゆっくり修正完了。
返信削除Google Feedbunnerを試してみますお
フィードから親子コメントの関係が消えちゃうみたい。ちょっと時間かかりそうです。
削除(´;ω;`)ありがとうございます