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魔導植物(食べ物)



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★主人公さんが、獣人の数の少なさを補うために、植物を改造して作り出した失敗作の数々。
最初は仕様通りだったのだが、環境に適応して仕様が勝手に変更され、地球と異世界が大迷惑状態


犬さん「え?僕がこんな植物を作った?そんな馬鹿な。あははははは」

『辛い記憶だから削除してやがる!』
『酷いお!』

犬さん「異世界語ワカリマセンー」


 
封印ナンバー123
カカス(元ナツメヤシ) 



木実





中東でよく栽培されている細長い木ナツメヤシを改良して作り上げた。
だって、砂漠の環境下でも、しっかりと生存していて、古代から栽培されていて最強だから。
カカスの実は、とんでもない量の糖分を含んでおり、原液で飲むと味覚障害になりかねない劇物。

人間「ぎにゃぁあぁぁぁ!」

★生物が近づくと、温度感知で発見して、毒針を飛ばしてくる。
体が痺れる程度の量だが、連続して打ち込まれたら人間なら致死量に到達する。獣人なら毒に耐性があるから、痛いだけ。
……という仕様だったが。
野生化して毒性が強化され、体が少し痺れる程度の劇物になってしまった。
人間なら、一撃でも針を打ち込まれたら即死する。
生き延びるために、殺されそうになると全身が金属になるアシュガナイ!という魔法を使う。一度使ったら元に戻れない。
金属と植物の中間の存在となり、死ぬ。

犬さん「こら!防御力アップのために自殺してどうする!?」

狐娘「優しく実を取らないとダメなんだよ!動物の死体を持っていくと、カカスの実と交換してくれるの!」

 封印ナンバー541


ジャイアント・米。


少し食べるだけで死ぬ。
実どころか、葉っぱすら毒物。
世界中を歩き回っている稲穂さん、怖いよう……という仕様だったが、野生化して足が生えて、勝手に歩いている。
生存するために、巨大に見える幻覚魔法を使ってくる。


犬さん「ジャイアント・ホグウィードを品種改良しただけだろ!?
大きくなってどうする!位置がわかりやすくなって、燃やしやすくなっただけだろ!」


植物「はんぎゃぁぁぁぁぁ!」

『なぜか喋る』
『植物も進化すると、会話するってことだったんだよ!』

 
封印ナンバー157

タマネギン。

アメリカ原産のタマネギを魔改造した結果、産まれた植物。
地面から引き抜くと、脳味噌ぶっ壊すレベルの大音波な叫び声を上げ。周囲の人間を高確率で死なせる。
獣人は無駄に脳も丈夫だから、気絶する程度で済む……という仕様だったが、
野生化して、分身魔法を覚えて、分身を囮にしている間に逃げる仕様に変更された。

「ぎにゃぁぁぁあぁぁぁぁ!!!」

『どれが本物なんだお!?』


犬さん「いや、最初の位置から動いてないタマネギが本体だろ!」


 
封印ナンバー514

ドナウ芋

蔓を伸ばして大量繁殖する上に、移動力まである芋。
化石燃料が大好きだから、石炭とか、石油が出る場所めがけて突き進み、海水へドボンして死ぬチャーミングな奴。


犬さん「いや、これ芋じゃないだろ」

芋「どんぎゃばんぼぅぅぅ!!」

犬さん「しかも喋るのか!?」

『犬さんはとんでもないものを作りました』
『迷惑な植物です』

 
封印ナンバー857

インマ・ニンニク

とっても匂いが強いが、健康に良いニクニクさん。その匂いには催淫効果がある。
獣人達を大量繁殖させるために犬さんが作ったが、元々、繁殖しつらいという特性をなんとかしないとダメだから、封印された。

★人間が吸うと幻覚が見えて、脳味噌の機能がぶっ壊れて廃人になる毒ガス。


 
●飯テロ要素

1 カカスの実。とっても甘い液体を出す。人によっては薄めたり濃くしたり、熱したり、アルコール混ぜたりと、飲料に適している。
金貨100枚相当。これを泉に付けるだけで百人が一日を生活するカロリーが得られる

発酵させてお酒にするのも可能

2 ハチミツ・ウサギ。お腹あたりにハチミツ袋を持っている。
獣人がモフモフして保護してくれるから、繁栄しているウサギさん

3 モッフラー。モフモフ神の使徒。地面にうまっている食べ物を探す。
モッフラーニンジン

4 豚羊のソーセッジ。腸に大量のクズ肉を放り込んで燻製にした代物

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