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ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ!
二章  ゴブリン略奪共同体40万 VS 獣人50人
31話「犬さん、銀髪ロリの身体を独占する」



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……とりあえず、集団として未熟すぎる復讐ゴブリン軍団(仮)は放置する事にした。
モフモフ村の東に、利用できる集落は皆無なのだ。

『井戸にはゴブリンの死体』
『家屋は放火されて炭化』
『備蓄食料は略奪だお、要らない分は山にポイッだお』
『うむ……よく山火事が起きなかったものだ……やはり薪として、周りの木々が既に消費されていたおかげだと思うな……』

まともに進めば、食料不足と水不足のダブルコンボに陥って共食いして、団結する力が崩壊。
味方同士で殺し合う騒ぎになって、戦争どころじゃないはず。
ただの烏合の衆のようだし、狩猟で得た成果を平等に分け与えるなんて事はしないだろう。
ここで一番真っ先に倒さないといけないのは、やはり――精鋭と食用ゴブリンで構成されたナポル別働隊。
ブラッドイーターは、天然のスキルスロットを保有している。
こいつが僕の村……そういえば、僕の村に名前はあるのだろうか?

『モフモフ村だお』
『モフモフ神が復活するのに最適すぎる名前だお』
『いや、犬さん、自分で自分の村を、モフモフ村って自分で言ってなかったか……?』

いや、そういう名前の村だったら良いなぁーと思って。

『思って?』

適当に……願望を込めまくって、自分の村にモフモフ村って名前を付けたら、たまたま一緒だっただけだ。
本当に、モフモフ村という名前だったのか……良い名前だな……モフモフな獣娘な宝庫な気がしてくる。
この……モフモフ村に、ブラッドイーターが到達すれば……まぁ、事前に獣人を逃がす程度の余裕はあるが、村を放火されて、蓄えた食料は炭や灰に変貌し、贅沢なモッフモフライフが出来なくなるだろう。
そうなれば、僕達は冬越えのために、西にある人間の村も襲撃して、食料品を得ないといけなくなる。それはどう見ても不味い。不味すぎる。
だから、ブラットイーターを優先して始末しないといけない。
スキルで技能を極端に強化されるという事は、魔力を持たないゴブリンでも、人間の英雄クラスの力を引き出せるはずだ。
例をあげるなら……弓矢。
これ、技能と筋力を鍛えた人間がいれば――矢で数百人が乗っている軍船だって沈める事だって出来る。
複数の的を鎧ごと貫通して、射殺する事だって容易い。
たまに、そういう人間がいるから厄介なのだ。

『平安時代の源為朝(モビルスーツ)さんとか懐かしいですお』
『300人が乗っている船を、弓矢で沈没させる時点で源為朝は可笑しい奴でしたぞ』
『うむ……日本史上初のHARAKIRIをやった男だな……。
私は思うのだが……腹切りをやめて徹底抗戦していれば、朝廷軍に勝利していたと思うぞ……あの男』

そんな英雄級の化物が、モフモフ村を廃墟にしたら……僕達は狭い部屋でお互いの尻尾をモフモフしながら、少ない食料に腹を空かせて、寒さに震えながら生活しないといけない……。
ああ……なんて恐ろしいんだっ……。
だから、真っ暗な未来を壊して、百人の精鋭ゴブリンを蹴散らし、ブラッドイーターを確実に殺す術を考えよう。
そうだな……あいつの弱点……。
……。
……。
……。
あれ?こりぁ……かなり簡単じゃないだろうか?
正面から戦ったら、僕が返り討ちに合うけど、これなら何とかなるのでは?
ちょうどブラッドイーターと面識がある狼娘もいる訳だし。
僕は、隣で添い寝してくれているホワイトに話しかけた。

「おい、ホワイト。とっても重要な話がある」

「主様、どうしましたかな?
拙者の尻尾をモフモフしますか?それとも胸をパフパフしま――」

「その体を貸してくれ」

「……」

「どうした?」

「わかりました……戦いの前に高ぶってしまったのですな?
拙者の身体で慰めましょう……初めてですが優しくしてくださると嬉しい――」

「どういう解釈の仕方をしたんだ!?
痴女か!僕はなぁ!ホワイトの体を借りたいだけなんだ!」

「いや、意味がよく分からないのですが?」

『仲が良いお』
『そんなに騒ぐと左隣で眠っている狐娘が起きますぞ』

……そうだった。
ホワイトに説明をしていなかった。
交信術スキルはかなり応用が効くという事を、教えてなかった。

「……いいか、ホワイト。
交信術は、相性が良い奴の場合、体を借りて操縦する事ができるんだ!
しかも、攻撃を探知する系統のスキルなら、その恩恵に預かる事ができる!」

『オラ達の相性が抜群って事だお』
『うむ、嬉しい発言だな……』
『大親友って事ですぞ!』

もうやだ……こいつら。
邪神の体を頻繁に借りている時点で、一番相性が良いのが幽霊どもとか……。
僕は尻尾が立派な獣娘と仲良くしたい。

「なるほどなるほど……拙者の身体で女体の神秘とやらを確かめる訳ですな?
おマセですなぁ……ふふふふ。
胸は小さいですが感度は良いですぞ?」

「なんて酷い痴女だ……」

「冗談ですので安心してくだされ。
拙者の身体と尻尾なら、何時でもお貸ししますぞ?
なにせ受けた恩を返せる機会ですしなぁ」

体を貸してくれる。それは信用されている証に他ならない。
人生踏み外して、もう少し真面目に生きるか、転生しろよと言いたくなるような奴ばっかりだが――おかげで寂しくはないな。 こんな奴らと一緒に生きるためにも――ブラッドイーター。
お前の人生を詰まさせて貰うぞ。
こっちは人員だけなら850人もいるんだ。直接、戦闘させなくてもやり方はある。

「おーい!お前らぁー!
今から罠の作り方を教えるから、すぐに覚えろー!
誰にでも出来て、応用が効く上に僕達なら耐えられる罠だぁー!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
交信術スキル

相性が良い相手なら、体を借りる事ができますぞ!
しかも、スキルスロットの譲渡と、技能スキルのコピーまで出来ちゃう!(31話時点の犬さんはこの事に気づいていない)
今まで取得した技能スキルまとめ + ゴミスキル
http://suliruku.futene.net/Z_saku_Syousetu/Tyouhen/Game_fuu_sukiru/Ginou.html

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【内政】「仕事=略奪・殺人・強姦な連中を改心させて労働力チート!」 創作のテンプレ
http://suliruku.blogspot.jp/2015/12/blog-post_53.html


〜ボツ原稿〜



犬さん「おーい!お前ら!
こういう罠が大量に必要だから、急いで走って、この地点にいってくれ!」

適当に書いた地図

✖✖✖

獣人「い、イエッサー?」

そうだ、地図の読み方を教えてなかった。
いつも近い範囲で行動させていたから、そっち方面の教育してなかった……
戦略輸送部隊も教育したけど、遭難してないだろうなぁ……?

『ナズニャンが、カカスの木を見つけて道を外れたお』
『このナツメヤシな外見のカカス……どこかで見覚えがあるような気がするのだが……?』

ナズニャンは大丈夫だろうか?

『大丈夫だお、むしろ安全地帯すぎるお』
『カカスは動物が近づくと、自動的に毒針を打ち込んでくる植物だからな……ゴブリンも人間も近寄れない。
獣人なら、身体が痺れて動けない程度の毒だが、ゴブリンなら即死だろう』


なにその植物怖い
ーーーーーーーーーーーーーーーー

★(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)先生ー。
このカカスって植物、なんの伏線ですか?

   
●(´・ω・`)ふ、伏線とは何じゃろ……?
べ、別に、主人公の技能スキルとかが 関連してないんだからね!



★(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)
生物が近づいたら、毒針を打ち込んでくる時点で、ここ、とんでもない大魔境じゃないですかー。

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otatu7364  8話 2016年11月16日(水) 18:23 (Good:1Bad:0) 報告  返信

あとブラッドイーターは真っ直ぐ道無き道を進んでこちらに来てるなら狙撃すればいいのに
いくら周りに精鋭が多くたって攻撃し続ければ減るんだろうし

返信:(´・ω・`)パルメさん 2016年11月17日(木) 23:56

´・ω・`)障害物だらけじゃから、狙撃が難しいって事でワンチャンス。
直射射撃じゃと、かなり近くないと当たらんと思うぞい(しかも、相手は動いているし)

ボツ原稿


犬さん「おーい!お前ら!
こういう罠が大量に必要だから、急いで走って、この地点にいってくれ!」

適当に書いた地図



✖✖✖

獣人「い、イエッサー?」

そうだ、地図の読み方を教えてなかった。
いつも近い範囲で行動させていたから、そっち方面の教育してなかった……
戦略輸送部隊も教育したけど、遭難してないだろうなぁ……?

『ナズニャンが、カカスの木を見つけて道を外れたお』
『このナツメヤシな外見のカカス……どこかで見覚えがあるような気がするのだが……?』

ナズニャンは大丈夫だろうか?

『大丈夫だお、むしろ安全地帯すぎるお』
『カカスは動物が近づくと、自動的に毒針を打ち込んでくる植物だからな……ゴブリンも人間も近寄れない。
獣人なら、身体が痺れて動けない程度の毒だが、ゴブリンなら即死だろう』


なにその植物怖い

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