吉良凶陽 2016年05月03日(火)
09:44 (Good:1/Bad:0) 報告 返信
このタイトルと非常に似ているものを読もうで読んだ気がw
返信:(´・ω・`)パルメ 2016年05月03日(火)
09:53
(´・ω・`)どっちも応援してくれたらワンチャンス
ピィザ王「夜になる前に、可能な限り距離を取れぇー!」
チィズ軍師「まだ報告してなかった事があるのですが・・・」
ピィザ「なんだ?!」
チィズ「骸骨達の別働隊が、本国を襲うために動き出していると報告にありました」
ピィザ「なんたる事だ!
一夜ですべてがひっくり返った!」
チィズ「恐ろしい敵が現れましたな・・・・
これは、人間だけの問題ではありません。
全ての生きとし生けるものの敵。
これはもう……周りの国々を巻き込んで包囲網を作り上げるしかありませんな・・・」
ピィザ「だが、諸国の全兵力を集めても、三百万には届かんぞ?」
チィズ「キリストン教の天使の助けがあれば良いのですが…」
デスキング「さすがは陛下。
本当の戦上手は、戦争すらせずに勝利すると聞きますが……実例を見たのは初めてです。
感激の極みっ!」
リッチ「なんでオイラたちの数を誤魔化したくらいで、撤退するっス?
今までの敵には、通用しなかった戦術だと思うっす」
デスキング「教えてやろう。
陛下は、複数のニセの情報を流したのだ」
リッチ「え?」
です「奴らは、こちらが動ける数がたったの1万だという事を知らん
その点を利用し、300万の軍勢が動いているように見せかけたのだ。
スパイAには、骨の軍勢十万が、奴らの退路を防ぐために動いている。
スパイBは、骨の軍勢30万が、ピィザ軍の本国へ向けて進撃している
それらの情報と、この場にあるニセの骨たちを奴らは見て、奴らは心理的に追い込まれたのだ。
このままでは……退路を絶たれて殺されるとな」
リッチ「え?」
です「おい、私の説明は簡潔だったはずだ、こんな事も理解できない馬鹿なのか?」
り「いや、だって……ワルキュラ様が本当にお強いのなら、人間の軍勢なんて小細工なしに消し飛ばせるんじゃ……?
です「……陛下は私たちに活躍の場を残してくださるのだ。
なんと慈悲ふかきお方だっ!
リッチはもっと感謝するのだ!」
そうですよね!ワルキュラ様!」
「う、うむ、その通りだ、デスキング。
俺が貴様らの仕事を奪ったら、骸骨達が失業者になってしまうからな。
これはいわば分業のようなものだ。
お前たちが対処できない事態が発生したら、助けてやろう」
りっち「さすがっス!
臣下にも仕事を与える余裕すらあるなんて……イケメンっす!
オイラ、エルフに転生したら、陛下の妾になりたいっス!」
(初対面の頃から、骨な奴を嫁にするのはちょっと……)
(ああ……どうやって、この国、統治しよう俺。
骸骨が人間の国のトップで納得するのか?人民達
LV0だよ、俺。
ルビーちゃんとイチャイチャできないよ俺。
子孫残せないから、王朝なんて無理だよ、俺)
ルビー「さすがはわるきゅら様です!」
(ルビーちゃんのためなら、俺、頑張れる。
よし、ピィザ軍は殿軍を残したようだな。
少なくとも、こいつらは殺さないと兵力を誤魔化している事がばれかねない)
●だから、今夜、殺そう。ピィザ軍が残した殿軍を。
ここで逃がしたら、【あれ?どうして攻撃して来ないんだ?】
「デュラハン機動軍、敗残兵を追撃せよ……
(いや待てよ。
今は太陽が昇っている。
ルビーちゃんも顔が真っ青で苦しそうだ。
当然、デュラハンたちも、こんな環境下で戦うのは嫌なはずっ……)」
「夜になってから、出撃せよ。
昼間の内は、棺桶に入って休憩を取り準備せよ
そう、デューに伝えてくれ、クレあ」
くれあ「うん、わかったお父様」
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